40代女性の妊活と聞くと、一般的には不妊治療を思い浮かべると思います。つまり「40代で自然妊娠は難しいだろう…」と考えている方が多いのではないでしょうか?
しかし実際には、不妊治療をせずに40代で自然妊娠・出産する方はいらっしゃいます。
この記事では、40代で自然妊娠を目指して妊活を進める方に向けた情報をお届けしていきます。
40代の妊活で自然妊娠は可能か?
女性の体は、年齢とともに妊娠・出産できる確率が減ってしまいます。子供ができる年齢にタイムリミットがある、というのは認めざるを得ない事実です。
自然妊娠と言えば、一般的には人工授精・排卵誘発剤などを使用せずに妊娠するということですが、40代の女性が自然妊娠する確率はどのくらいあるのでしょうか?
40代女性が自然妊娠する確率は10%未満
女性が自然妊娠できる確率を年齢別に見てみましょう。
19〜26 歳の女性が自然妊娠する確率は約90%、27〜34歳は約85%、35歳〜39歳では約70%だと言われています。
それぞれの生理周期で考えると、一回の生理周期での妊娠率は30代前半までなら約25〜30%、35歳からこの確率が急激に低下して40代では10%未満まで減少してしまうようです。
また、流産率は30代後半から非常に高くなっていきます。
女性は何歳まで妊娠できるのか?
女性が最も妊娠しやすいのは20歳前後で、30歳から妊娠率が下がり始め、30代後半になるとそのスピードを上げて妊娠率が減少していくことが分かりました。
そして45歳を過ぎると、生殖補助医療を受けても妊娠が難しいと言われています。
ちなみに、現在の女性は平均して40代前半〜50代後半に閉経を迎えると言われていますが、閉経まで妊娠できるというわけではありません。
個人差がありますが、閉経の約10年前から妊娠できる可能性は低くなるようです。
40代で自然妊娠を目指すなら
40歳になると自然妊娠できる確率の低さ・タイムリミットに向かって少しでも早く治療を始めた方が良いと考える人が多く、40代の妊活は不妊治療が勧められると考えて良いでしょう。
困難を理解した上で、40代で自然妊娠を望むのであれば、まず今から取り組むべきことを紹介します。
適正体重を目指す
標準体重が一番妊娠しやすく、妊娠後のトラブルも発生しにくい体重であると言えます。
そのため痩せ過ぎ・太り過ぎに注意して標準体重を目指す・維持しなくてはいけません。
妊娠してから体重コントロールをするのではなく、妊娠前・妊活前から実施するのが正しい方法であると言えるのです。
適度な運動・バランスの取れた食生活
適度な運動は妊娠を目指す女性に欠かせません。
最低でも1日30分程度の運動を心がけ、習慣にしましょう。また、食事のバランスにも気をつければ、自然に標準体重を維持できるようになりますね。
できるだけ避けたいこと
妊娠を目指す女性が早い段階で避けた方が良いことは喫煙・アルコール・カフェインです。
アルコールとカフェインは全く摂取していけないというわけではありませんが、どちらも適量とし、過剰摂取を避ける必要があるでしょう。
また、喫煙は不妊に直結する行為ですので受動喫煙も含めて極力控えてください。
まとめ:40代女性の妊活~40代女性が自然妊娠を目指す上で知っておくべきこと~
いかがでしたか?今回は、40代女性の妊活と、自然妊娠する確率などを紹介しました。
他の年齢に比べて確かに妊娠できる可能性は低いと言える40代ですが、もちろん妊娠できないというわけではありません。
大切なことは生活習慣を整えるなどの毎日の行いですので、今からできる妊活を始めるようにしてください。