2020.9.23

1人目出産後の妊娠・不妊事情について解説!

1人目を妊娠・出産した女性の中には2人目が授からずに悩んでいる方もいます。1人目が自然妊娠できたのだから、2人目から不妊になってしまうなんて不思議なことだと思いますよね?

この記事では、1人目の妊娠・出産後に不妊になってしまう理由についてまとめたいと思います。

1人目妊娠と2人目妊娠について

2人目不妊に悩む夫婦もいらっしゃるとお伝えしましたが、1人目の妊娠は2人目の妊娠よりもしやすいのでしょうか?

1人目が2人目よりも妊娠しやすい理由

・2人目の妊娠よりも年齢が若い

・育児による過労やストレスが少ない

30代以上になってから1人目を妊娠することが増えた現代では、2人目を妊娠したいと思った時には男女ともに35歳以上になってしまうことが多く、お互いの妊娠する力・妊娠させる力が不足してしまう可能性があります。

当たり前のことですが、1人目の妊娠は2人目の妊娠よりも体が若い状態なので、加齢による不妊の可能性を低くできますね。

1人目を出産した直後は妊娠しやすいの?

先ほど説明した1人目の方が妊娠しやすい理由の他にも、1人目の出産後の女性の体ではさまざまな変化が起こっています。その体に起こる変化についてまとめました。

母乳育児による黄体ホルモンの変化

近年は母体育児を勧められることが多く、長い期間母乳を続けるママもいます。

しかし、卒乳が遅れると、女性の体の中では女性ホルモンの一つである黄体ホルモンの分泌が不足して、黄体機能不全になってしまう場合もあるのです。

黄体ホルモンと卵胞ホルモンの作用で排卵や月経が調整されるため、黄体ホルモンが足らない状態は妊娠しにくい体になってしまっているということです。

慣れない育児に体力の限界を感じる方もいる

特に子供が小さいうちは睡眠時間の確保も難しくなり、ストレスがたまりやすい状態です。また共働きで仕事に復帰した女性は家事・育児・仕事をこなすことで余裕を持てなくなってしまう場合もあるでしょう。

ストレスフルでいて睡眠時間の確保も難しいような生活は、妊娠しやすい環境とは言えませんね。

子供を2人目つくるタイミングについて

1人目の育児をしているうちに数年があいてしまい、2人目を考えた時には不妊になっていたという意見が多いのなら、1人目を出産後にすぐ2人目を考えれば良いかと言うとそれも違います。2人目をつくるタイミングに最適な時期について解説します。

立て続けの出産は母体に負担がかかる

出産には大量の出血もありますし、母体に大きな負担がかかります。出産後に母体の体が通常に戻るまでには8週間必要と言われていますので、少なくともその期間は妊娠を避けるべきでしょう。

また母体と子宮が休む時間がなければ婦人科系の病気になりやすくなる・障害児などのリスクが高まるなどという意見もありますが、その理由が明確に立証されているわけではありません。

もしなるべく間隔をあけずに出産がしたいと言うのであれば、主治医に相談してみるのが良いでしょう。

2人目不妊とは?

2人目が欲しいのにできない「私って2人目不妊?」と心配になった時、2人目不妊に明確な定義があるのか気になりますよね?

日本産科婦人科学会では「一定期間、通常の性交を継続的に行っているにもかかわらず、妊娠の成立をみない場合を不妊とする。一定期間とは1年というのが一般的である」とされています。

2人目が欲しいと思っても1年以上妊娠が難しいようであれば、不妊治療を考えるのも良いかもしれませんね。

まとめ:1人目出産後の妊娠・不妊事情について解説!

1人目を出産した後の2人目不妊について説明いたしました。1人目の妊娠と2人目の妊娠では母体に大きな変化があることがお伝えできたかと思います。

計画的な妊娠が理想的ではありますが、計画は思い通りに進めるのが難しい場合があるということを理解しておきましょう。

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