2020.10.20

新型コロナウイルス流行中における妊活のタイミングについて〜コロナ禍の妊活〜

2020年に妊活を開始しようと決めていた方や、2020年も妊活を続けようと思っていた方にとって、新型コロナウイルスは人生設計に大きな影響を与えてしまったと思います。

多くの夫婦は妊活を延期すべきなのかという問題に悩み、その再開のタイミングも分からない状態で不安な日々を過ごしているでしょう。

この記事では、新型コロナウイルス流行中における妊活のタイミングについて解説していきます。

現段階で妊活を続けて良いのか悩んでいるのであれば、ぜひ参考にしてくださいね。

新型コロナウイルスで妊娠希望者が激減した2020年

新型コロナウイルスが流行を始めた頃、ここまで事態が大きくなってしまうことを誰も想定できていなかったでしょう。

このような事態になり、不妊治療中・妊活中の方々のなかには感染リスクを避けるために治療の休止を選択している人もいます。

具体的には、新型コロナウイルスが妊活に与えた影響はどのくらいなのでしょうか?

新型コロナウイルスの影響で約32%の女性が第二子以降の妊娠を控えた

ある調査結果では、新型コロナウイルスの流行前に第二子以降の妊娠を2020年に希望していた女性のうちの、32%はその妊娠を延期または諦めてしまいました。

その理由は感染リスクを避けるためだけでなく、胎児への影響が不明であること、社会情勢が不安定であること、経済的な不安が増えたことなどがあります。

また、2020年度に実施された学校の一斉休校や保育園の休園による影響で、子供と閉鎖的な空間で長期間過ごしたことから、第二子以降の育児に自信をなくしてしまった人もいるようです。

特に会社がリモートワークとなった場合には、仕事と自宅保育を両立しなくてはいけなかった女性もおり、その負担は非常に重いものであると推測できますね。

2021年の出生数は激減する可能性がある

2020年に多くの女性が妊娠を控えたことや、2020年に結婚式を開く予定だった夫婦が結婚式の開催を延期したことから、2021年の出生数は例年よりも大きく減るという予想が立てられています。

新型コロナウイルスの流行がさらに長引くようであれば、2021年の出生数は一層少なくなっていくでしょう。

コロナ禍の今妊娠のタイミングをどう決める?

望んだときにすぐ妊娠できるのであれば、新型コロナウイルスの流行が収まるまで妊活を休止するというのは悪い選択ではないでしょう。

しかし、収束の時期が現段階でも見えていなかったり、人によっては年齢的なタイムリミットを感じている状態で、期限のない妊活の休止はなかなか決断できません。

現段階での妊娠のタイミングは、どのように考えれば良いのでしょうか?

夫婦で話し合って決めたタイミングが答え

もちろん安全を最優先に考えれば、新型コロナウイルスが完全に消えて無くなるまで妊娠・出産をしないという選択肢が正しいです。

しかし、そもそも新型コロナウイルスが収束するのかどうかも分からない今、そのような曖昧なゴールを妊娠のタイミングにする決断は、避けるべきでしょう。

慎重論に耳を傾けるのも大切なことですが、数年待つうちに女性が30代後半・40代になってしまっては、いざ安心して妊娠できる世の中になっても、妊娠できる確率が現段階よりも大幅に減ってしまっているのです。

夫婦の意向をお互い話し合い、リスクを踏まえた上で2人が納得できる答えを出してましょう。

その答えを最優先として妊活の継続・再開のタイミングを決めましょう。

自分ができる感染予防対策は怠らない

あまり神経質になり過ぎてストレスを溜めてしまってはいけませんが、自分が新型コロナウイルスに感染してしまったら妊活は休止しなくてはいけません。

その休止期間は現段階で明確な基準もないため、何週間・何ヶ月に及ぶこともあるでしょう。

三密を避ける・手洗いや消毒をする・マスクをつけるなど、現段階で知られている感染対策をしっかりと実施し、少しでも感染リスクを減らす生活を心がけてください。

まとめ:新型コロナウイルス流行中における妊活のタイミングについて~コロナ禍の妊活~

いかがでしたか?今回は、新型コロナウイルスの影響を受け、妊活の継続や妊活の再開のタイミングを悩んでいる方のために、妊活のタイミングについて説明いたしました。

前例のない事態に多くの人が直面しなくてはいけなくなっている今だからこそ、夫婦で決めたことを信じ、自信を持って進めるようにしてください。

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