コロナ流行中の妊活は今後どうするべきなのか？

新型コロナウイルスの流行が止まらず、緊急事態宣言が解除された後も私たちの生活は完全に戻ってはいません。

また、この状況はあと何ヶ月・何年続くのか誰も知ることはできません。

妊活を進めている方は特に、「このまま妊活を進めて良いのか？」「休止した方が良いのか？」「休止する期間はどのくらいになるのか？」など、妊活についてどうすべきか悩んでいることでしょう。

この記事では、「今できる妊活」や「今後妊活をどのように進めるべきなのか」を解説していきます。

新型コロナウイルスの影響と妊活

新型コロナウイルスはまだまだ分かっていないことが多く、最適な治療薬・ワクチンなどが完成していないだけでなく、人体にどのような影響があるのかもはっきり解明できていません。

この状況で妊活を進めること・妊娠することは確かにリスクがある状態だと言えるでしょう。

しかし、新型コロナウイルスが収束する時期も見えない今、期限のない妊活の休止は多くの夫婦にとって簡単に決断できることではありません。

夫婦でしっかりと話し合い方向性を決めることが大切

今の状況に前例はありません。そのため、正しい答えは夫婦で決めるしかないのです。

万が一のリスク・年齢的問題・夫婦で考えた家族の計画を踏まえた上で、お互いに納得のできる結論を出すようにしてください。

通院中であればクリニックの方針を確認する

病院で不妊治療も進めているのであれば、そのクリニックが決めている新型コロナウイルスへの対応も確認しておくようにします。

問診のみの通院であれば通院時の感染リスクを減らすために、オンライン診療を開始しているクリニックもあるでしょう。

お住まいの地域の感染状況を確認しながら医師と話し合い、臨機応変に治療方針を変更するなどして、なるべく新型コロナウイルスの影響を避けられる方法を、考えていく必要があります。

今だからできる妊活を続ける

新型コロナウイルスの影響でストレスを発散する方法も減り、コロナ鬱という言葉が生まれ定着してしまうほど、多くの人が不満を抱えて過ごしています。

それでも、ここからは少しでも今をポジティブに捉えられるよう「Stay home中だからできる妊活」について考えてみましょう。

規則正しい生活を始める

新型コロナウイルスへの対策としてリモートワークの導入が進み、会社へ出勤する回数が減った方も多い今では、自己管理能力が以前よりも問われていると言えます。

また、休日も積極的に外出することを控える人も多いでしょう。

自宅にいる時間が増えること自体は悪いものではないのですが、運動量の低下や夜更かしなど、不規則な生活を送り始めてしまう人が少なくないようです。

妊活中の体にとって、このような生活は男女ともに避けなくてはいけません。妊娠しやすい状態の体をつくるために、Stay homeの時期も室内でできる運動を取り入れ、規則正しい生活を送って体重が増え過ぎたりしないように注意してください。

また、免疫力が下がっている状態は感染症に影響されやすくなりますので、妊活を延期せずに続けられる方は特に生活習慣には目を向けるようにしましょう。

外食よりも手作りの食事を楽しむ

新型コロナウイルス流行前は外食が多かったという人も、ほとんどの方が家で食事をする回数のほうが増えたのではないでしょうか？

一般的に外で食べる食事は塩分や油が多く使われていることが多いため、自宅で手料理を食べる習慣が増えることは、妊活にとって良いことであると言えます。 また、外食費も抑えられるため金銭的余裕もできるかもしれませんね

妊活を延期するリスクについて

妊活を延期するかどうかという判断はそれぞれの夫婦が決めるものですが、延期をする前に知っておきたいことがあります。それは、年齢を重ねる毎に妊娠が難しくなってしまうため、延期の期間によっては、妊娠できるかどうかに影響してしまうということです。

比較的若い方であれば、妊活の時期をずらして延期するという判断はそこまで深刻な問題に発展しないかもしれませんが、40代の夫婦であれば延期の判断はなかなか考えられないかもしれません。

もし、継続して妊活を進めていくというのであれば、

• 外出する際は周りの人と距離をあける
• マスクは必ずつける
• 生活習慣を見直すこと
• 睡眠時間をしっかりとること
• 適度な運動をすること

以上のような点を特に意識して生活するようにしましょう。

また、外食をする際には、パーテーションが設けられていたり検温が用意されたりして、新型コロナウイルス対策が徹底されている店舗を利用するとよいでしょう。

ストレスのかからない環境を用意

妊活を継続するのであればストレスのかからない環境を整えましょう。可能であれば、勤務先にテレワークで働くことができないか、時差通勤をしたいという申し入れをしてみることをおすすめします。

もし、感染症のリスクを極力抑えて本気で妊活に取り組みたいという場合であれば、仕事の休職や退職を視野に入れてもよいでしょう。ただし、今後の生活面を考えて収入も大切であることは間違いありませんので、生活面の話し合いもこの機会に夫婦でしっかり行っておくとよいでしょう。

まとめ：コロナ流行中の妊活は今後どうするべきなのか？

新型コロナウイルスによって世界中が大きな影響を受け、予定通りに過ごせている人は非常に少ないと言える今、妊活を進めるべきかどうか多くの夫婦が悩んでいます。

大切なことは、夫婦で話し合って出した結論を信じることです。一刻も早くこの騒動が収まることを祈りつつ、今できることを考えましょう。