新型コロナウイルスとの戦いの年となってしまった2020年。残念ながら2021年になっても新型コロナウイルスが収束しているかどうかは見えてきていません。
多くの人は、新型コロナウイルスの影響がここまで長引くとは考えていなかったと思います。
「現在までも妊活を継続していた方」「一度妊活を中止したものの再開を決めた方」はこれから、どのように新型コロナウイルス流行中に妊活を進めれば良いのでしょうか?
そこで本記事では、コロナ禍に妊活を乗り越えるためにはどうすればよいか解説していきます。
新型コロナウイルス流行中の妊活で気をつけるべきこと
新型コロナウイルス流行中の妊活では、今までの妊活とは違う注意するべきことがいくつかあります。
感染予防対策は万全に
世界的に見れば新型コロナウイルスに妊婦が感染してしまった症例は少なくないのですが、新しいウイルスであるため情報が不足しており、新型コロナウイルスに感染した妊婦・胎児への影響は現段階でははっきりしていません。
妊活中というのは、いつ妊娠してもおかしくない状態ということですので、感染リスクは可能な限り下げた方が良いでしょう。
万が一感染してしまったときに自分が妊娠していなくても、妊活も数週間以上お休みしなくてはいけなくなってしまいます。
手洗い・三密を避けるなどの効果が期待できる方法で、しっかりと感染予防を続けてください。
常に最新の情報を知っておく
新型コロナウイルス関連の報道は毎日世界中で発信されており、ワクチンの開発状況や治療薬の効果なども周知されています。
特に日本産婦人科感染症学会では定期的に「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について、妊娠中ならびに妊娠を希望される方へ」というお知らせを更新しており、現段階で妊婦と妊活中の方が注意するべき点と最新の情報を発信しています。
信頼できる情報を定期的に確認するようにし、自分たちが今できることやしなくてはいけないことを把握しておきましょう。
夫婦でリスクについて理解し合う
妊活を開始する前に夫婦で将来についての話し合いをしていると思いますが、現段階で妊活を継続するためには、今まで以上に妊娠・出産のリスクについて理解し合う必要があります。
- 妊娠中に新型コロナウイルスに感染する可能性
- 胎児に何らかの影響がある可能性
- 母体に影響がある可能性
など、マイナスのことばかりを考えてはいけませんが、新型コロナウイルスへの感染は誰にでも起こり得ることです。
「想像もしていなかったトラブル」ではないため、事前にそのリスクを理解しておく必要があるでしょう。
「自分たちは大丈夫…」という気持ちで妊活を進めることは、避けるのが賢明です。
新型コロナウイルス流行中の妊活は精神的ストレスが増える
現在、世界中の多くの人が新型コロナウイルスによって困窮し、経済的・精神的に余裕の持てない状態になっています。
妊活の悩みは元から人に言いにくいと感じられるものでしたが、この状況下でより相談しにくくなり、1人で悩みを抱えてしまう人も少なくありません。
あまりに精神的なストレスが想定できる場合は、妊活の中止を検討する必要も出てきてしまうでしょう。
悩みを相談できる場所を見つける
積極的に外出したり人と会いにくくなった今、妊活に限らず多くの人が悩みを抱え込みがちになっています。
そんな時には、オンラインをフル活用し妊活セミナーなどに参加してみるのも良いでしょう。
その他にもSNSで仲間を集い、お互いの状況を相談し合うような空間を用意するのもおすすめです。
まとめ:コロナ禍に妊活を乗り越えるためには?
新型コロナウイルス中の妊活は今までと違った注意点を守らなくてはならず、自分1人で悩みを抱え込みがちになってしまう…という問題があることを説明いたしました。
感染予防は徹底しなくてはいけませんが、少しでもストレスを抱えずに過ごせる方法を見つけられるようにしましょう。