2020.10.28

妊活と仕事の両立は何故難しいのか?

「仕事も面白くなってきたけど、子どもが欲しいな」そう思って妊活を始めても、なかなか妊娠に至らないという人は少なくありません。

妊活をスタートしてすぐに妊娠すれば問題ないのですが、不妊に悩む多くの女性が、「仕事と治療の両立」という点に難しさを感じています。

「なぜ妊活と仕事の両立は難しいのか」その理由についてお伝えしていきます。

9割りの方が答える『仕事と妊活の両立困難』

仕事と妊活を両立する上で一番困難になってくることは、「突然、仕事を休まなければいけなくなること」です。

その他にも、以下のような様々な困難な出来事があります。

  • クリニックに通う頻度が多く、決められた日に通いづらい
  • 前もって通院スケジュールを立てることが難しい
  • 職場での仕事の調整がしづらい
  • 理解がなく、まわりに迷惑をかけて心苦しい

理解のある職場やパートさんであれば、通院に合わせた休みや早退を認めてもらえることもあるかもしれません。

しかし、正社員の場合は決められている仕事内容が多く、ほとんどの人は仕事と妊活の両立の難しさを感じています。

両立するためのコツとしては、上司などに不妊治療をしていることを話して助けてもらえる環境を整えることです。また、突然の休みや遅刻のために、日頃から仕事の調整をしているという努力が必要になってくるでしょう。

働く女性が知っておくべきこと

妊活の段階が進み不妊治療をすることになれば、治療は女性の生理周期に合わせて行います。しかし、生理や排卵は不規則なので、この日に必ずくるとは限りませんよね。

体外受精を行うには、投薬によって卵子がちゃんと育っているか何度もチェックすることになります。

卵子が育ちいざ採卵する「採卵日」も、直前に決まることになるので、仕事を急に休むことになってしまうのです。

不妊治療をしている4割近くの人が、2年~5年ほど治療に取り組んでいるのが現実です。治療のために急に休みをとったり、業務を代わってもらったりすることが頻繁に行われることが数年続くのは大変なことです。

「職場の人に迷惑をかけ続けているのが心苦しい」「不妊治療をして本当に妊娠できるのか」などというストレスが重くのしかかってきます。

不妊治療は、ただでさえ体力的にも負担が大きいことです。それにも関わらず、働きながらの不妊治療は、心理的にもとても堪えるものなのだということを理解しておきましょう。

多くの人が「退職」という選択をしている

仕事と不妊治療との両立を理由に働き方を変えた人は、4割以上にのぼっています。そのなかで、働きながら不妊治療をする人のうち、約20%が退職を選択しているのです。

妊活との両立が困難で仕事を諦めざるを得なかったり、上司からプレ・マタニティハラスメントを受けている人もいるようです。

  • 妊活か仕事かどちらかを選びなさい
  • 治療のための休暇は取れるけど、今の時期は治療しないで
  • 不妊治療のために休むことを日報に書いて

などと言われ、上司に不妊治療の大変さを理解してもらうことができず、退職を選択するしか妊活を続けることができなかったという声もあがっています。

「これ以上は両立することが限界だった」「治療を優先するため、仕事を辞めるしかなかった」など、本当は仕事を辞めたくなかった人がいるのです。

妊活をしている人が妊娠を成功させるためには、今までのキャリアを手放さなくてはならないといった、厳しい現実が浮きぼりになっています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

仕事と妊活を両立するには、職場のサポートがないとなかなか困難なのが現状です。ほとんどの人は仕事と妊活の両立の難しさを感じています。

あなたにとっても、夫婦にとってもたった一度の人生だということを忘れず、なるべくベストな選択をしていきましょうね。

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