2020.12.10

不妊治療とアルバイト!仕事と不妊治療の両立について考える

不妊治療は治療がステップアップするごとに、体への負担だけでなく費用負担も増えていきます。

そのため不妊治療による経済的負担を理由に、アルバイトとして仕事をしている人もいらっしゃることでしょう。

しかし、不妊治療とアルバイトなどでの両立には、多くの女性が悩んでいるのです。

そこで本記事では、不妊治療とアルバイトをテーマにお届けしていきます。不妊治療をしながらアルバイトをしている方だけでなく、これから不妊治療を始める方もぜひご覧ください。

不妊治療と通院頻度

不妊治療は通院頻度が多いことは周知の事実だと思いますが、具体的にはどの程度の頻度で病院に行く必要があるのでしょうか?

まずは不妊治療の通院頻度について説明します。

タイミング法での通院頻度

不妊治療のスタート段階で行われることが多いタイミング法でも、排卵日の確認に複数回病院を訪れる必要があります。

特に排卵日付近には卵子の育ち具合を見るために、数日間隔で数回の通院を指定されるのです。

仕事をお休みしなければならないこともありますので、それが負担になってしまう方も多くいらっしゃいます。

人工授精での通院頻度

タイミング法を複数回チャレンジしても妊娠に至らなかった場合は、精子を採取して排卵予定日に精子を子宮に注入する人工授精を開始します。

人工授精は実施日に卵子が育ち排卵しなくてはいけませんので、排卵日の予測・排卵の確認に人工授精当日以外にも複数回の通院が必要でしょう。

体外受精・顕微授精の通院頻度

ここから先の治療は高度不妊治療と呼ばれ、費用も非常に高額になります。

卵子と精子を採取し、人工的に受精させた後に子宮に戻すのです。採卵のためには女性の体に負担がかかることもあり、排卵が上手く進まないようであれば排卵を促す投薬・注射も複数回行うことになります。

そのため採卵日・体外受精実施日の他に、採卵前の通院・受精卵を体内に戻してからの通院回数も非常に多くなってしまうため、仕事をしながらの治療が困難だと感じる方が多いでしょう。

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不妊治療と仕事の両立について

通院頻度の多さ、通院のタイミングが不安定であることにより、多くの女性が「仕事を休みにくい」「肩身が狭い思いをしている」と感じているようです。

続いて、不妊治療と仕事の両立について見ていきましょう。

会社に用意されている不妊治療のための制度

正社員や契約社員などの雇用形態で、会社に不妊治療のための制度が設けられている場合には、休職を申請するなどの手段があるでしょう。しかし現段階で、その制度が使用しやすい環境が整っている企業は多いとは言えません。

アルバイトだからこそ勤務について交渉しやすい場合もある

正社員や契約社員のように、厳しい就業形態のルールが決められていないような会社でアルバイトをしているのであれば、

  • 一定期間お休みをいただく
  • 体の負担が少ない業務をさせてもらう
  • 休みやすいシフトを組んでもらう

などの方法が取れる場合もあります。

不妊治療を優先させるのであれば、アルバイトで働いていても諦めず、一度雇用主に交渉してみるのも良いでしょう。

アルバイト先を変えるという選択肢も

不妊治療を進める上で現在のアルバイト先ではどうしても両立が難しいという場合には、アルバイト先を変えるという選択をしてもよいでしょう。

アルバイトと一口に言っても、柔軟なシフトが組めるアルバイトや、短時間であってもそれなりに稼げる時給の高いアルバイトもあります。

国で用意された不妊治療と仕事の両立方法

日本では不妊治療を受けながら仕事を続けたいと思っている女性のために、いくつかの制度が用意されています。

不妊治療連絡カードの活用

不妊治療中の従業員が雇用主に不妊治療の事実を伝えるために使用する証明書として「不妊治療連絡カード」というものがあります。

担当医に職場で求めるべき配慮内容を記載してもらえば、その内容を職場に求めることが可能なのです。

まとめ:不妊治療とアルバイト!仕事と不妊治療の両立について考える

いかがでしたか?今回は、不妊治療とアルバイトの両立をテーマにお届けしました。

会社に不妊治療のフォロー体制がなかったり、現在のアルバイト先だと対応ができないからといって両立を諦めず、ご紹介したように交渉やアルバイト先を変えるなどの選択をしてみてはいかがでしょうか?

よしこ先生
よしこ先生

不妊治療と仕事の両立は大変なことです。大変すぎてお仕事を辞められる方もいらっしゃいますよね。しかーーーーーし!!!私は赤ちゃんを産み育てようと頑張っている女性たちを国も社会も企業も、もっともっと大切にすべきだ!!!と考えています。仕事と妊活の両立は大変なものだということ。しかしどちらも諦めたくない!それを夫に上司に仲間に伝えてみてください!!!そしていつか赤ちゃんを産み育てながら、後に続く後輩たちたちのために何とか共有してください??

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