2020.11.18

妊活と仕事どちらを選ぶべき?今後のキャリアについて考えよう

妊活が始まると不定期に通院することが増えるため、仕事との両立に大変さを感じることが多いですよね。

また、これから妊活を始めようと考えている人も、仕事との両立に漠然とした不安を感じているかもしれません。

そこでこの記事では、妊活と仕事どちらを選ぶべきかということについて解説していきます。

不妊治療女性の約2割が退職しているという現実

不妊白書2018によると、不妊治療をしている女性の約4割の人が働き方を変えており、約2割が会社を退職していることが分かりました。

また、「不妊治療をしていることを職場で話しづらい」と約8割の人が答えています。デリケートな問題ということもあり、上司や同僚に知らせずに治療をしている方が多いのです。

不妊治療が始まると、なんと月4〜12日ほどの通院が必要になり、(治療内容により異なる)その予定は排卵日や生理などの体の状態に合わせて行われます。

通院頻度や予定が立ちづらいことや職場の人に言いづらいなどで、「不妊治療と仕事との両立が困難だ」と感じてしまうのは、仕方ないことなのかもしれませんね。

プレ・マタニティハラスメントの実態について

職場の上司から、「不妊治療か仕事どちらか」を選択するように迫られる“プレ・マタニティハラスメント”を受けて追い詰められる女性たちも多くいます。

妊活か仕事かを選択させられる以外にも、「また休み? 昨日も病院に行ってたよね?」「今は妊活より仕事を優先してほしい」「不妊治療するなら契約社員になれば?」

など、このような言葉を言われることもあるため、その言葉に傷ついている女性がたくさんいます。

このような言葉を言われ続ければ、仕事を辞めたくなかったのに「働き方を変えざるを得なかった」という女性が多いのも理解できるでしょう。

プレ・マタハラは不妊治療に対する知識不足が原因

“プレ・マタニティハラスメント”が起きてしまうのは、不妊治療に対する知識不足や正しい理解がないことが原因といえます。

上司だけでなく仲良しだった同僚からも、「あなたのために周りがこんなに迷惑しているのだから、もう病院に通うの止めてよね」などとプレ・マタニティハラスメントをされてしまった人もいるようです。

不妊治療は、いつまでに終わるというのが分からないため、「3ヶ月の期間だけ専念したい」などと会社に条件を提示できないという面も、仕事と妊活の両立が難しい点です。

不妊治療の先にどうキャリアを築くか

不妊治療中に自分のペースで仕事ができなくなると、「その状況が永遠に続くのではないだろうか…」と不安に思うかもしれませんが、そんなことはありません。不妊治療がどんな結果になっても、また新たなキャリアプランを立てることができます。

一時的に仕事のペースを落とすもアリですし、仕事を退職することなくゆっくり治療を行うのもアリです。仕事と妊活のどちらも100%の力でやり切ろうと思わないことです。

仕事の能力と自分の体力、そして職場や私生活で誰の支援があるかも含めて、自分の今あるリソースで無理のないチャレンジをしてみましょう。

5年後・10年後にありたい姿を思い浮かべ、仕事と妊活のどちらを優先するべきなのか、優先順位をつけてみると良いかもしれませんね。

まとめ:妊活と仕事どちらを選ぶべき?今後のキャリアについて考えよう

現実問題として「仕事と妊活の両立」は難しいですが、仕事をしている時間が息抜きになっているケースもあるでしょう。

あまり思い詰めすぎず、周囲の理解と協力を仰ぎながら、ご自身のペースで妊活を進めていってくださいね。

ご自身のキャリアをどうしていきたいか、今一度ゆっくり見つめ直してみましょう。

よしこ先生
よしこ先生

これが現状。やれ少子化だ!働き方改革だ!!と言っても負担は女性ばかりにかかってくる涙 ですが、一度きりの人生です。職場だって社会だって変わるべきです。私は母になることも、仕事も、女性であり続けることも諦めたくなかったので職場や家族や夫に交渉して交渉して交渉して笑 今の暮らしを手に入れています。生きたいように生きる!!そんな皆さんを応援します!!

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