2020.11.18

冷えは大敵!妊活中や妊娠中に「冷え」が与える影響とは

妊娠中はもちろん妊活中にも、「体を冷やすのはよくない」と聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?

女性に起きやすい「冷え性」は、妊活中の女性にはとくに気をつけるべき症状です。

今回は、妊活中や妊娠中に「冷え」が与える影響をテーマにお届けします。

女性の冷えとの関係とは

冷え性で悩んでいる女性は少なくないですが、自分は「冷え性だ」という自覚があったとしても、病気ではないので見過ごしている人もいるかもしれませんね。

しかし、妊娠中やこれから妊娠を考えている女性にとって、冷えは大敵です。

冷え性は体全体の血行が悪くなるため、卵巣に酸素や栄養が十分に届けることができず、卵巣機能の低下を招いてしまうのです。

女性は男性よりも筋肉量が少ないので、冷えやすい体の構造をしています。そのため、冷え性対策を意識して行う必要があります。

妊活中や妊娠中の女性の方は、今一度自分のカラダを見直して、冷えについての理解を深めていきましょう。

妊活中や妊娠中に冷えが与える影響

冷え性は、妊娠しづらいと言われていますが、手足が冷えていたりお腹が冷たいからといって「子宮や卵巣の冷え」が起きているとは限りません。

ホメオスタシスの働きにより、体の深部の体温は一定ですが、外側は冷たいことがあります。これは、女性の体の断熱機能が正常に働いているからといえます。

冷え性や低体温は、血流が悪いことにより起きています。冷え性で一番気をつけるべきことは、血流不良の改善です。

冷えと子宮・卵巣の関係性

女性の冷えが大敵な理由は、先述で触れたとおり血行不良により冷えが起きると「子宮や卵巣の働きを低下させてしまう」からです。

卵巣の機能が低下すると、受精卵が子宮内膜に着床しづらくなり、妊娠しにくくなってしまいます。さらには、不妊に繋がってしまう場合もあるのです。

ただし、子宮や卵巣は骨盤の中にあるため、太い血管などで守られています。よほどのことがない限り、急激に温度が下がることはないので神経質になりすぎることはないでしょう。

妊娠中の冷えとの関係性

普段は冷え性ではなかった人でも、妊娠中はお腹の大きさによる姿勢の変化や、ホルモンバランスの変化により、血行が悪くなり余計に冷えやすくなってしまいます。

妊娠中に起こりがちな、お腹の張り、足のむくみ、つわりの悪化などは体の冷えが原因になっている場合があります。

あまりに末端が冷えていると、赤ちゃんが逆子になってしまう可能性もあるのです。また、冷えがひどければ、「切迫早産や難産」につながる可能性もあります。

妊活中だけでなく、妊娠中もお腹の赤ちゃんが暖かく過ごすためにも、日常的に冷えには気をつけたいですね。

「自覚のない冷え」には注意しよう


「自分は冷え性だ」と分かっている人は問題ないのですが、自分では気がつかない「自覚のない冷え」には注意が必要です。

冷えの自覚がなくその状態に慣れてしまうと、冷たさを感じなくなってしまうことがあるのです。

自覚のない冷えには、生理痛・むくみ・肩こり・便秘・乾燥肌・疲れやすいなど、様々な不調がでてきてしまいます。それらは、血液の循環が滞って起こっていることが多くあります。

冷えの自覚がない人ほど、カラダが冷えてしまっている可能性があるため、まずは生活全般を見直して体質改善をしていきましょう。

まとめ:冷えは大敵!妊活中や妊娠中に「冷え」が与える影響とは

冷えを改善するためには、食生活だけでなく、適度な運動をしたりしっかり睡眠をとるなど、普段の生活で意識できることばかりです。

今日から実行できることを取り入れて、妊活に大敵な冷えを改善していきましょう。

あなたにおすすめの記事

よく読まれている記事

この記事を見た人はこんな記事も見ています