2020.11.2

不妊を予防するための人生設計について

まだ若い年齢で出産の予定がなくても、多くの方は将来どんな人生を歩みたいか何らかの人生設計を持っていると思います。

また、「子供は2人欲しい」「女の子が欲しい」などの漠然とした夢は、日々生活をしているうちに叶うものだと考えている方もいるでしょう。しかし、不妊になってしまうとそのような夢を叶えることが困難になってしまいます。

そこで本記事では、不妊を予防するための人生設計をテーマにお届けします。

女性が妊娠できる確率は年々減少する

まずは、卵子についての基礎知識を見ていきましょう。

女性の年齢と卵子の数

女性の体内に卵子が準備されるのは、生まれる前の胎児のときであることはご存知でしたか?胎生20週まで卵子は増え、その数は約700万個にも及びます。

出産時には約200万個に減少する卵子はその後も減り続け、女性が妊娠できる年齢になる頃には約20万個まで減少しているのです。

このように年齢とともに卵子の数は減り、閉経時にはゼロに近い状態になってしまいます。

女性の年齢と妊娠率の変化

女性の卵子は年齢とともに減少してしまうことが分かりましたが、卵子の減少と女性が妊娠できる確率には深い関係があり、妊娠できる確率に関しても加齢とともに減っていきます。

女性の妊娠率は20代前半で約50%20代後半〜30代前半で約40%30代後半は約30%まで下がってしまいます。

加齢とともに変化するのは妊娠率だけではない

女性の加齢とともに変化するのは、妊娠率だけではありません。

女性の年齢が高くなるほど、

  • 流産する確率が上がる
  • 子供に先天性の異常が現れる可能性が上がる
  • 妊娠中の母体に合併症が発生する確率が上がる

このような影響がでてきてしまいます。

現代の社会環境によって高齢出産の数は年々増加していますが、女性にとっての妊娠適齢期は変わることはありません。

不妊を予防するためには人生設計が大切

続いて、不妊を予防するための人生設計について見ていきましょう。

人生設計を考えて過ごす

子供は若いうちの方が出産しやすいということは分かりましたが、昔のように10代〜20代前半で出産をするという方は少なく、社会の環境的にも難しい状態であると言えます。

「子供がほしい」という気持ちと女性のキャリアとの両立は、非常に困難になる場合もあるでしょう。

それでも、もしパートナーがいる、もしくは結婚している状態で「いつか子供がほしい」「仕事が落ち着いたら子供がほしい」と考えているのなら、お互いの年齢で制限を設け、人生設計をより具体的にすると良いです。

例えば、「30歳になったら妊活を始め、1年で妊娠できないようなら不妊治療を開始する」とお互いに話し合った上で決めておけば、仕事などで不妊治療が後回しになってしまう可能性を下げられます。

また、年齢を踏まえた上で避妊をする場合は、避妊期間と妊活スタート時期を事前に決めておけば、加齢による不妊を避けられるでしょう。

まとめ:不妊を予防するための人生設計について

いかがでしたか?今回は、将来加齢による不妊を予防するためには、早い段階で人生設計を立てることが重要であるとお伝えしました。

不妊原因の多くは加齢によるものですので、パートナーとじっくり話し合い、将来を見据えた生活を送ることで不妊を予防してください。

よしこ先生
よしこ先生

大切な人生設計をパートナーと話し合って作成していくということがどれだけ幸せなことか!!あなたの幸福度上昇は私が保証いたします!!

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