現代では多くの方が受けている不妊治療ですが、治療は1人で行うことではありませんので、スムーズに進めるためには、さまざまな相性が問題になることがあります。
そこで本記事では、不妊治療における相性をテーマにお届けしていきます。
妊娠しやすい相性について
不妊の検査をしたときに、不妊原因がはっきりしない場合、妊娠しない原因は夫婦の相性にあるのではないかと考える方がいるようです。
実際には、妊娠しやすいかどうかに相性は関係あるのでしょうか?
相性の影響で不妊になることはない
性格の相性が妊娠に関係ないことは間違いありませんが、精子と卵子の相性は関係するのかもしれない…と思っている方は少なくないようです。
しかし実際には、精子と卵子に「相性」は存在しません。つまり、妊娠のしやすさには、精子と卵子の相性は関係ないということです。
抗精子抗体を相性と勘違いする方がいる
抗精子抗体とは、女性の体が精子を異物と判断して精子を攻撃してしまうもので、このような状態では、精子は活動できなくなり子宮に到達できず、受精が叶いません。抗精子抗体は不妊の原因になりますが、子宮が拒否してしまうのは特定の精子ではなく全ての精子ですので、相性は関係ないのです。
ちなみに、抗精子抗体検査を実施することで、このような問題を抱えているかどうかを知ることができます。
相手が変わってすぐに妊娠した場合
それでも実際には、離婚後別の相手とはスムーズに妊娠できた…などという話を聞いたこともありますよね。
そのような例には、
- どちらかに発見できなかった不妊の原因があった
- リラックスした状態で妊活に取り組めるようになった
- 一定期間不妊治療を休憩できたことで子宮が休まった
などの要因が考えられるでしょう。
そのためこのような場合も、精子と卵子の相性によって妊娠が叶った、というわけではないのです。
病院や医師との相性
不妊治療の相性といえば、治療を依頼する病院や医師との相性も重要です。ここからは不妊治療を行う病院・医師との相性について紹介します。
病院は転院しても良いと考える
不妊治療は長期的に取り組むものですし、なかなか転院を言い出しにくいと感じてしまう方が多いようです。治療と言っても人間同士の関わりのあるものですので、合う・合わないがあるのはごく自然なことです。
自分自身が違うと思い不満が募るのであれば、転院して問題ないので転院についてあまり重く考える必要はありません。
転院を希望するときのポイント
転院を行うときには後ろ向きな理由ばかり思い浮かんでしまうかもしれませんが、次の病院に何を求めるのかが、はっきり見える段階であるとも言えます。
転院前の病院についての不満を踏まえて転院先を探せば、自分に合った病院を見つけることができるでしょう。
転院先を絞る際には、
- 自分が希望している治療を実施しているか
- 治療の実施件数
- 妊娠率などの実績
- 口コミ
などを確認すると失敗せずに選べるかと思います。
まとめ:不妊治療に関係する相性の問題~卵子と精子の相性・病院や医師との相性~
いかがでしたか?今回は、卵子と精子の相性、病院との相性について説明しました。
不妊治療を行う上で、相性について気になることがありますが、間違った情報に惑わされることなく、自分の決めたように治療を進めていきましょう。
本当に相性は大切です!しかし私はいつも相手は変わらない。変えられるのは自分だけ!!!と考えています。自分が合わせたくなる人を病院を探しにいく!!そのお手伝いをさせてくださいね。