今すぐにではなくとも、将来的には子供がほしいと考えている女性はたくさんいると思います。
しかし、中には「何年も先の話なのだから今から考える必要はない」と思い、月経不順や無月経などの不調を放置してしまう方もいるようです。
実際には不妊は生活習慣や女性の健康状態の影響を大きく受けるものなので、長年不健康な状態を続けてしまった状態で急に子供を望んでも、思い通りに妊娠ができない可能性もあるでしょう。
そこで本記事では「不妊症予防のために早い段階からできること」について紹介していきます。
将来不妊症にならないために今からできること
女性が不妊症にならないために心がけることの根本は、「健康的な生活」です。
健康維持のためにも、ここで紹介するような生活を若いうちから送れるとベストです。
タバコを吸わない
タバコに含まれるニコチンや一酸化炭素といったさまざまな有害物質は、卵子の質を悪く(卵子の老化)してしまいます。そのため将来的に妊娠を希望しているのなら、自分はもちろんパートナーも喫煙を避けるべきです。
標準体重を維持する
肥満になると女性の体の中で男性ホルモンが増えてしまい、月経異常が起こりやすくなりますし、痩せすぎの場合は無月経につながります。
現在標準体重であるのなら、その状態を維持できるよう努力して標準体重でない場合には、少しずつ体重をコントロールできるようになりましょう。
性感染症の予防
クラミジアなどの性感染症にかかってしまうと、最悪の場合卵管が狭くなる・詰まってしまう可能性があります。
もし感染の疑いがあるのなら、すぐに病院で治療を受けるようにしましょう。早い段階で治療をすれば、薬の内服だけで多くの性感染症が治ります。
月経異常があれば直しておく
生理がこない状態・生理不順・きつい生理痛など、自分の生理に異常を感じているのなら、婦人科を受診したり、漢方薬で改善していたりしておきましょう。
様子を見れば治るというものではなく、放置することで悪化してしまったり生殖機能にダメージが残ってしまう可能性もあるのです。
将来の妊娠・出産に向けて感染症の抗体検査をしておく
風疹・水ぼうそう・麻疹・おたふくかぜの抗体を持っておらず、妊娠中にこのような感染症にかかってしまうと、胎児に先天性の異常が発生してしまう可能性があります。
妊娠を考える前に、感染症の予防について知っておきましょう。
過去に感染経験があっても抗体を持っていないことがある
麻疹やおたふくかぜのような感染症は多くの方が幼少期に感染経験があると思いますが、過去に感染していたとしても抗体を持っていない場合もあります。
抗体検査を受ければ、自分がどの感染症の抗体を持っているかを確認することができます。
妊娠してからでは予防接種を受けられない
妊娠中に感染症が流行した場合でも、麻疹や風疹などの予防接種を受けることはできません。
ですので、抗体を所持していない感染症の予防接種を妊娠前に済ませておくのが、妊娠中の感染症予防にyなことであると言えます。
抗体検査と予防接種の費用の目安
病院によっても費用に差がありますが、一般的には抗体検査は4種類で5,000円〜7,000円程度。予防接種は風疹・麻疹の混合ワクチンが1万円程度になります。
また、お住まいの自治体によっては、これから妊娠を希望する夫婦を対象とした予防接種の費用に、助成金が用意されている場合もあります。
まとめ:不妊治療をする前に予防を!~いつか子供がほしい人が今できること~
いかがでしたか?今回は、いつか子供がほしい人に向けた「不妊症予防」と妊娠のための「感染症予防」について説明いたしました。
健康は長期的な努力で維持できるものです。将来の自分のためにすることだと思って、今からできることを少しずつ始めておきましょう。
素晴らしい記事です!!妊活中に気になることが改善できたら、未来のあなたの赤ちゃんの健康とIQが約束されます!!!!!