2020.11.2

男性ができる不妊予防の方法は?原因と予防を併せて解説!

「不妊原因とその予防」と聞くと、女性に対してのものであると感じる方が多いようですが、実際には男性に不妊の原因があることも少なくありません。

しかし、男性側の不妊はあまり一般的ではありませんよね?

そこで本記事では、「男性不妊の基礎知識」と「男性不妊の予防方法」について解説していきます。女性だけでなく男性も不妊の知識をつけていきましょう。

男性不妊の割合と原因

WHOでは、不妊症と認められたカップルのうち、

  • 両方に原因がある場合は24%
  • 女性のみに原因がある場合は41%
  • 男性のみに原因がある場合は24%
  • その他の11%は原因不明

であると発表しています。

つまり、男女両方に原因がある場合と男性のみに原因がある場合を足すと、不妊の原因は男女に約半数ずつあると言えるのです。

男性不妊の4つの原因

男性の不妊症には、大きく分けて4つの原因があります。

【乏精子症】
精子の数が不足している状態のことですが、数以外にも精子の運動率や奇形率も見た上で総合的な判断がされます。

精子が不足してしまう原因には、精子を作る機能に問題がある「造精機能障害」や精巣の静脈の血流が逆流して塊になってしまう「精索静脈瘤」などが考えられます。
【無精子症】
静液の中に精子がない状態で、精子自体が作られていない「非閉塞性の無精子症」と、精子は作られているが通路が塞がっている状態の「閉塞性」に分かれます。

その原因は乏精子症と同様に造精機能障害があるか、精巣上体が炎症してしまった状態である「精巣上体炎」や「先天性精管欠損」の可能性もあります。
【精子無力症】
精子は存在しているものの、その運動力が低い状態です。
乏精子症と原因が酷似しているという特徴もあり、精巣の炎症や前立腺の炎症が原因になることもあります。

男性ができる不妊の予防

男性も女性と同じように、年齢によって精子の数が減少してしまうと言われています。

結婚年齢が高くなった現在では、そもそも結婚前に男性の生殖能力が衰えてしまう場合が多いのです。

ここからは、今すぐできる男性不妊の予防方法について見ていきましょう。

軽い運動を行う

標準体重は、体の一番健康的な状態を維持できる状態であると言えます。そして、肥満や痩せすぎを防ぐために軽めの運動を続けることは、不妊の予防にも勧められています。

バランスの良い食事をする

一人暮らしの男性は食事が疎かになりがちですが、可能な限り1日3食バランスの良い食事をしましょう。

特に亜鉛・ビタミンC・ビタミンEを積極的に摂取するようにしてください。

長時間のサウナなどを避ける

男性の生殖器は熱に弱いため、長時間のサウナや長風呂は避けた方が良いでしょう。

睡眠時間の確保

規則正しい生活を心がけ、1日7時間程度の睡眠時間を確保できるようにしましょう。

禁煙する

喫煙は自分だけでなく女性の卵子も老化させてしまいます。受動喫煙も同様の影響がありますので、できるだけ避けてください。

お酒を飲みすぎない

禁酒とまでは言いませんが、お酒を飲むと精子をつくる力が落ちてしまいますので、飲みすぎは避けましょう。

まとめ:男性ができる不妊予防の方法は?原因と予防を併せて解説!

女性も同様ですが、すぐに子供が欲しい場合でなければ「不妊の予防を開始する気持ちになれない」こともあります。

しかし、不妊を予防する方法はどれも健康を維持する方法であると言えますので、自分の体のためにも、今回ご紹介したような不妊症の予防を心がけながら過ごすようにしましょう。

よしこ先生
よしこ先生

妊娠前の夫婦の在り方で、赤ちゃんのほぼ全て、生まれた後の免疫力、IQ、が決まります。パパも準備頑張って!!最高に精子が増える漢方薬あります!!

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