2020.10.20

コロナ流行中に妊活・妊娠をするリスクについて

新型コロナウイルスとの戦いが長期的なものになる可能性が高くなり、多くの夫婦は妊活の継続や再開を決めています。

しかし、新型コロナウイルスの流行前と生活に変化があることと同じように、以前と同じ気持ちで妊活・妊娠をするのは難しい状態であるとも言えます。

この記事では、現段階で妊活・妊娠をする時に知っておくべきリスクについてまとめました。

妊活中に知っておくべき新型コロナウイルスのリスク

新型コロナウイルスにはまだまだ解明できていないことが多く、未知の部分が恐ろしいとも言えます。

不安を少しでも軽いものにするために、妊活時に理解しておくべき新型コロナウイルスのリスクを説明していきます。

妊娠中に新型コロナウイルスに感染するリスク

一部では妊娠中は免疫力が低下しているため新型コロナウイルスに感染・重症化しやすいという話があるようですが、妊娠中だからといって、一定のウイルスに感染しやすいということはありません。

ただし、胎児への影響は少ないと言われているものの、明確な結論はまだ出ていない状態です。

分娩予定の病院で集団感染が発生するリスク

いつどこで集団感染が発生するかは分かりません。病院は多くの人が集まる場所でもありますので、集団感染が発生してしまう可能性はあるでしょう。

しかし、集団感染発生時には近隣の病院への紹介などが実施され、出産前の妊婦が通院できないような状態が起こらないようにされています。

里帰り出産ができないリスク

現段階では、多くの病院で里帰り出産を勧めていません。

旅行など少しずつ都市部からの移動も再開されていますが、特に里帰り先が遠方の場合には移動中の感染リスクもありますし、転院先の病院で2週間の通院自粛を依頼されることもあります。

また、地域によっては新規の里帰り出産を、受け付けなくなっている病院もあるようです。

今後、この動きが縮小されていくのか拡大されていくのかは新型コロナウイルスの流行状況によって変わるかと思いますが、当面の間は初めから「里帰り出産を予定する」のは避けた方が良い状態であることは間違いないでしょう。

ご主人が多忙で他に協力者がいない場合には、妊娠・出産のハードルが高くなる可能性があるということです。

妊娠・出産に関係する多くのことが変化する可能性がある

新型コロナウイルスの流行が今後減少傾向になったとしても、ウイルスが消えて無くならない限り、感染予防を続ける生活は変わりません。

そのため、妊娠・出産に限らず多くのことが変化していく可能性があります。自分が思い描いていた生活と少なからず違いが生まれてくるでしょう。

ここからは、今後妊娠・出産の現場で変化する可能性のある事柄について見ていきましょう。

出産できる病院が限られる可能性がある

新型コロナウイルスの流行前から、分娩に対応している産婦人科が減少しているという問題がありましたが、現段階は多くの病院で院内感染の発生に備える対応をしなくてはいけなくなりました。

万が一集団感染が発生してしまった場合の対応などを踏まえ、今後出産できる病院の数が減少してしまう問題や、受け入れられる患者数が減ってしまう可能性もあるでしょう。

妊娠後のケアも変化する可能性がある

新型コロナウイルスの流行がさらに長引けば、今後妊娠中・産後のケアについても変化が起きてくる可能性があります。

たとえば妊婦健診の回数が減ることも考えられますし、マタニティクラスや母子学級など、対面で実施されていたものがオンライン化することもあるでしょう。

まとめ:コロナ流行中に妊活・妊娠をするリスクについて

新型コロナウイルス流行中の妊活には、多くのリスクが伴うことをお伝えいたしました。

月単位ではなく、年単位で収束までの時間が必要となる可能性が高くなっている今、そのリスクを理解し可能な対応を検討した上で、行動を進めなくてはいけません。

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