近年はデスクワークのお仕事がメインになっていることもあり、運動不足の女性が多くなっています。運動不足により、女性が妊娠しにくい体質になってきているとも言われています。
そのため、妊活中はできるだけ運動をすることをオススメします。
今回は妊活に必要な運動とその関係性や、妊活中におすすめな運動などを紹介していきます。
妊活と運動はどう関係している?
妊活では、「妊娠しやすいカラダづくり」を目指すことが大切です。
妊活中に運動をすると、熱をつくり出してくれる筋肉の働きで「血」のめぐりがよくなり、妊活に大切な役割を果たす卵巣機能がアップします。卵巣へたくさんの栄養を届けることができるのです。
血流が良くなると子宮内膜が厚くなって、受精卵にとってはふかふかのベッドのようになり、着床に適した状態へ近づきやすくなります。
運動をして卵子の質が良くなれば、妊娠しやすい体に変化していくでしょう。このように妊活中は、「運動して血流を良くする」ということが欠かせないのです。
生活の中でできる妊活に効果的な運動とは
妊活中の運動のポイントは、「適度な運動」です。
体を動かして効果がある目安は、心拍数が少し上昇する程度。短い時間でも、『体がポカポカしてきた』と感じれば、血流がよくなった証拠です。
適度な運動は、ゆっくりした呼吸をしながら行う有酸素運動がおすすめです。有酸素運動を続けることで、基礎代謝が上がり、血行促進や自律神経の安定などにもつながります。
有酸素運動はウォーキングや早歩きなど、日常生活の中に上手に運動をする時間を取り入れると続けやすいです。
そのほかにも、
- テレビを見ながら足上げをする
- 歯磨きをしながらスクワットやかかと上げをする
- 入浴中に足や手先を動かす
- 寝る前にベットで軽いストレッチやヨガをする
などなど、簡単に出来る運動はたくさんあります。1回5分、1日に何度でも全身ポカポカタイムを作りましょう。
妊活というと、「なにか特別なことをしなくてはいけない」と考えがちですが、いつもの生活で体の動かし方を少し変えるだけで運動になるし、そのことが妊活に繋がります。
わざわざジムに行かなくても、日々の生活でできる運動を心がけると良いでしょう。
妊活中におすすめな3つの運動
妊活中には、特にオススメしたい3つの運動方法があります。
それは、
- ウォーキング
- ヨガ
- ストレッチ
このような、軽度の有酸素運動です。
①ウォーキング
ウォーキングは、特に下半身の血行が良くなり子宮を温めることができます。子宮が温まることで、受精卵が子宮内に着床しやすくなります。
歩く時間は30分以上を目安とし、なるべく腕や足を大きく使ったウォーキングを心がけること全身の運動になるので、さらに良いですね。
②ヨガ
ヨガは基礎代謝が上がり、血行を促進することができます。妊活ヨガという言葉があるくらい、妊活中には良いとされています。外出せず、家でYouTubeを見ながら簡単にできるので続けやすいです。また、ホルモンバランスを整え、リラックス効果も期待できるので大変おすすめです。
③ストレッチ
ストレッチも同様に、基礎代謝をあげる有酸素運動です。お風呂上がりの体が温まっている時に10分程度のストレッチを行うことで、血行促進が期待できます。寝る前などに行うとリラックス効果があるため、安眠効果としてもよいでしょう。
妊活中の運動は毎日の生活の中からはじめよう
妊活中は、毎日の生活にちょっとだけ変化を取り入れたり、ウォーキングなどの有酸素運動を取り入れたりすることで、妊娠しやすい体を作ることができます。
妊活中の運動で「この運動を行えば必ず妊娠できる」という運動法はありません。
食事と同様に、運動も毎日続けることが大事なので、日々の生活の中でできる運動方法を考え無理なく始めていきましょうね。