不妊治療にはさまざまな治療方法があり、病院で受ける治療のほとんどが対症療法であると言われています。
それでは、最近注目が集まっている漢方による不妊治療とは、どのようなものなのでしょうか？
この記事では特に高齢出産と言われている女性の不妊治療と、漢方薬の関係についてお届けしていきます。
不妊について
子供を望んで避妊をしない状態で、2年以上経っても妊娠しないケースを不妊と呼びます。不妊治療と漢方の関係を知る前に、まずは不妊治療についての理解を深めましょう。
不妊と年齢の関係
女性の体は、年齢とともに妊娠しにくくなっていきます。
女性の月経の目安としては14歳ころに初潮を迎え、49歳ころまで妊娠の可能性があるのですが、実際には21歳〜35歳が妊娠しやすい年齢となっており、20代後半を境に妊娠できる能力は年々急速に下がってしまうのです。
しかし、現代では社会的に女性の晩婚化が進み、そもそも妊娠できる環境が整えられるのが30代以上の場合が多いです。そのため、妊活を始めるころにはすでに妊娠しにくい年齢になってしまっている場合もあるでしょう。
高齢妊娠に漢方薬がお勧めできる理由
女性の年齢が上がると、不妊治療を始めてもなかなか妊娠できないこともあります。不妊治療は年齢に関わらず漢方薬が勧められる事があるのですが、高齢の妊活ほど漢方薬が勧められる理由は何なのでしょうか？
ここからは、高齢女性の不妊治療に漢方が良いと言われる理由を紹介します。
高齢の不妊治療は体質改善が鍵になる
漢方の治療と言えば、対症療法ではなく病気の根本にアプローチされる体質改善が可能です。
高齢の女性の不妊治療には、この体質改善が欠かせません。
不妊治療に欠かせない心のケア
不妊治療は多くのストレスを抱えやすいと言われています。しかし、ストレスを感じ続ける状態は妊娠しにくい体であるとも言えるでしょう。
病院ではストレスのケアまで望めないことが多いと思いますが、漢方薬局や漢方専門店では患者の心のケアに重点をおいた治療を進めます。
漢方自体が一人一人オーダーメイドで処方するため、患者の心に寄り添う必要があるのです。
無理のないスケジュール調整が可能
不妊治療は、治療が進むほどに病院に通院する回数が増えます。
また通院のタイミングは月経周期に関係してくるため、急に仕事を休んだり遅刻、早退をしなくてはいけないこともあるでしょう。
実際に、病院で受ける不妊治療のせいで仕事を続けることを諦める女性も少なくありません。しかし、漢方薬局や漢方専門店では一度の通院で細かなカウンセリングを行い、多くは月に1度程度のペースで薬を購入できるようになっています。
中には、オンライン相談の取り扱いをしている店舗もあるようです。そのため、自分のスケジュールに合わせて漢方治療が進められるということです。
病院の不妊治療に比べると手ごろな価格で治療ができる
病院での不妊治療も、治療の開始時に行われるタイミング法などであれば保険が適用されるため、さほど多くの費用は必要ではありません。しかし、不妊治療がステップアップし高度不妊治療に進むと、非常に高額な費用がかかってしまうのです。
具体的には一度の体外受精にかかる費用は40万円以上だと言われていますし、もちろん一度の体外受精で妊娠できる保証はありません。
その点漢方薬による不妊治療は、毎月3〜5万円となります。そのため漢方治療半年分の費用は体外受精1回分程の価格になるということです。
まとめ：不妊治療と漢方の関係～高齢の不妊にも漢方を～
いかがでしたか？今回は、不妊治療と漢方の関係を紹介しました。
女性が高齢で不妊治療に取り組む場合は、その治療により漢方治療が効果的であることがお伝えできたかと思います。漢方治療は漢方薬局、漢方薬専門店以外にも、漢方薬の取り扱いをしている病院で受けることもできるでしょう。
不妊治療と一口に言ってもさまざまな選択肢がありますので、漢方もひとつの選択肢として選んでみてはどうでしょうか？
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