ひと昔前まで、不妊の原因というと女性にあると思われることが多かったようですが、現在では不妊の原因は男女どちらにも発生するものであり、その割合は約半数ずつだということも分かっています。
この記事では男性不妊の原因と妊活をテーマに、特にカフェインの影響について紹介していきます。知識を深めるためにも妊活中の男性だけでなく、妊活中の女性もぜひご覧ください。
男性不妊の原因
男性不妊の症状を大きく分けると、
- 精子の作成機能に問題がある場合(無精子症・乏精子症など)
- 精子の運動能力などに問題がある場合(精子無力症)
以上の2つに分かれます。
どちらの症状も多くの要因が重なっていることもあるため、簡単に原因を決定できないことも珍しくありません。
男性不妊の原因について
男性不妊の症状になってしまう原因には先天的なケースもありますが、後天的に問題が発生してしまうことも多いと言われています。
その原因としては、
- ストレス
- アルコールの過剰摂取
- カフェインの過剰摂取
- 喫煙などの生活習慣
以上が影響しているとされています。
男性の不妊とカフェインの関係
この記事では、先ほど紹介した男性不妊の後天的要因のうち、カフェインが与える不妊への影響について、より詳しく紹介したいと思います。
カフェインが男性の体に与える悪い影響
カフェインは眠気覚まし・集中力アップの効果があるとされており、多くの男性がコーヒーや栄養ドリンクなどから日常的にカフェインを摂取しています。
確かにカフェインに含まれているアデノシンという物質は、脳を刺激・覚醒させる効果があると言われているため、そのような効果を提唱して販売している商品も多く流通しています。
しかし、カフェインが刺激物質である以上、体に悪い影響があることも避けられない事実です。
カフェインの悪い効果としては、心拍数の増加・めまい・神経過敏・胃への負担・不眠が指摘されており、さらに依存性も認められています。
何よりカフェインは体を冷やす作用がありますので、妊活中・妊娠中・授乳中の女性に大敵である「冷え」を招いてしまう可能性もあるでしょう。
カフェインが男性の不妊にどう関係するのかは、現段階研究段階ではありますが、精子の染色体異常のリスクを高める、精子の受精率を下げるというデメリットが報告されています。
妊活中の男性のカフェインの付き合い方
カフェインの過剰摂取は妊活に悪い影響を与えてしまうことが指摘されている今、カフェインの摂取は妻と共に控えるべきであることが分かりました。
しかし、カフェインはコーヒー以外にも紅茶や緑茶など多くの飲み物に含まれているため、完全に除去をする必要はないと言われています。
妊活中の男性が摂取できるカフェインの量
妊活中でもカフェインを全て取り除く必要はないと言われており、WHOでも「妊娠中の女性は1日3杯〜4杯までであればコーヒーを飲んでも問題ない」と発表しています。
この基準に従って、ある程度のカフェイン摂取を許容している女性が多いので、男性も同様に考えれば良いでしょう。
しかし、アルコールと同じく、体質によってカフェインに「弱い方」「強い方」がいます。
自分が今までの経験で体質的にカフェインに弱く、カフェインの含んだ飲み物を飲んだ後眠りにくいなどの自覚があるのなら、この基準量よりもさらにカフェインの摂取量を控えるべきでしょう。
まとめ:男性不妊の原因?妊活におけるカフェインの影響について解説!
妊活中の女性は特に「食べ物・飲み物・生活習慣」など多くの制限を設けて暮らしていると思います。
妊活は夫婦で取り組むものですので、女性だけでなく男性も同様に口にするものを注意する習慣を身につけるようにしましょう。
赤ちゃんの遺伝子の半分はお父さん。実際、お父さんが普段食べているもの、飲んでいるもの影響は受けます。カフェインやアルコールがどれだけ不妊に影響を与えるかは分かりませんが、赤ちゃんの健康に対し夫婦で全力を尽くすというのは大切なことかな。と考えます。普段から少量のカフェイン、アルコールなら分解できるカラダを作っておく。カフェインやアルコールはそこそこに控え、同じように楽しめる代替品を探しておく。飲むにしても可能な限り酸化していない、つまり古くなっていない新鮮なもの(豆が新鮮、ひきたて。など)安すぎないお酒。などにすることを心がけてみてください!