米国のハーバード大学で実施された8年間にも及ぶ追跡調査の結果、女性の妊娠率はBMI値と関係があることが分かりました。
調査結果ではBMI20〜24(標準体型)の女性が最も排卵障害が発生しにくく、結果的に不妊のリスクが一番少なくなります。
その不妊リスクはBMI24〜31(軽度肥満)の場合で1.3倍・BMI32以上(高度肥満)では2.7倍になってしまうのです。
この記事では、妊娠しやすい体づくりのためのダイエットについてまとめました。
Contents
妊活の為には肥満を解消しよう!
女性のBMI値と妊娠のしやすさには関係性があるとお伝えしましたが、ダイエット自体にも妊活の作用があると言われています。
ダイエットの成功と妊娠の関係性
ある実験ではBMI25以上の方52名にダイエットを行ってもらい、その際の妊娠成績を比較しました。
その結果、体重が10%以上減少した方の妊娠率は88%、10%未満の減少の場合は54%であることが証明され、ダイエットの成功と妊娠率にも関係があることが分かります。
肥満と妊娠の関係とは
脂肪が増えるとタンパク質が減少するため卵巣膜が硬くなってしまい、肥満細胞は男性ホルモンを蓄えやすい傾向もあると言われています。また、無月経や無排卵の方も増えてしまいます。
妊娠中毒症や難産のリスクを下げるためにも、妊娠前に自分の体重を適正体重にしておくことが大切です。
妊活中に向き合うべきダイエットについて
妊活中は正しい食事や睡眠をしっかりと確保する必要があり、無理なダイエットは妊娠を遠ざけてしまいます。
そのため「体重を減らせば良い」というわけではなく、体に負担の少ない方法でダイエットをしなくてはいけません。妊活中に行うべき正しいダイエット方法を紹介しましょう。
食事内容の改善
1日の摂取カロリーを抑えながら栄養バランスの良い食生活を続けます。低カロリーの食べ物だけで過ごすようなことは避け、色が濃い緑黄色野菜・ビタミンが豊富な果物・良質なタンパク質をバランス良く摂取するようにしましょう。
具体的には揚げ物や炒め物よりも、蒸し物や焼き物の方がカロリーを抑えながら、健康的な食生活を送れます。
食べるものの順番や食べ方の工夫
食事の際に食べるものの順番を変えるだけでも、体に影響があると言われています。サラダ・汁物から先に食べ始めればカロリーの低めのものでお腹を満たせるため、主食や主菜などのカロリーが高いものを食べすぎずに済みます。
また、食事は時間をかけてとるようにし、噛む回数を増やせば満腹感も得やすくなるでしょう。
サラダや野菜を先に食べると、糖質の高いもの(ご飯や麺、パン、芋類など)をいきなり食べるより、血糖値の上昇を緩やかにしてくれて血管にかかる負担が激減します!
妊活中じゃなくても皆さんに知っておいてほしい食べ方順です♡
軽めの運動
ヨガ・ウォーキング・ジョギングなどの軽い運動を取り入れるだけで、内臓の動きを活性化させられるようになります。また、運動が苦手な方であれば骨盤ストレッチなどを取り入れるだけでも効果を感じられると思います。
正しいダイエットの為には健康的な生活を送ること
妊活ダイエットで妊娠しやすい体質になることが分かりました。また、正しいダイエットは健康的な食生活・生活習慣を送ることがお分かりになったかと思います。
しかし、妊活ダイエットに限らず早い効果を期待するがあまりに、極端なダイエットをするのは良くありません。
妊娠の計画をしているのであれば長期的なダイエットに取り組み、健康体重を維持できるようにしましょう。
まとめ:妊娠の為にはダイエットが大切!?正しい妊活ダイエットについて
ダイエットと妊娠率の関係を説明いたしました。正しいダイエットを行うことで妊娠の可能性を高めることが可能です。
もちろん痩せすぎも不妊の理由になりますので、適正体重を目指して健康的な生活を意識しましょうね。
揚げ物や炒め物は加熱して酸化してしまった油を摂取することになってしまうので本当に❌
そういう意味でも油を使わない蒸し物や焼き物はオススメです!
しかし!良質な脂質は健康な身体には必要なので
質の高いエキストラバージンオリーブオイルやエゴマ油、アマニ油を野菜やお魚に生のまま振りかけて食べることをオススメします!