妊活の開始とともに基礎体温を測り始める女性は多いと思いますが、基礎体温がガタガタで低温期と高温期が見分けられない状態という方は少なくありません。
また、今までは平常だったのに急に基礎体温が乱れてしまうという方も多いです。
基礎体温は女性の生活の変化・習慣・体調に非常に左右されやすく、特に睡眠と密接な関係にあるのです。
この記事では、睡眠不足が女性の体に与える影響について詳しくまとめます。
妊活中の方にとって理想的な睡眠時間とは?
結論から言うと、妊娠を希望する女性の理想的な睡眠時間は7時間〜9時間程度が良いでしょう。
必要な睡眠時間を確保することで基礎体温が安定し、良質な卵が育ち受精しやすい環境が整えられます。
23時までには眠ることが理想
睡眠時間が7時間以上であっても、深夜や明け方に布団に入るような生活ではいけません。
人間の体には太陽の光を浴びて生物時計や体内時計を調整しており、このリズムのことを「サーカディアン・リズム」と言います。
サーカディアン・リズムを利用すれば体への負担を最小限にして、ストレスの軽減をしながら健康的な生活が送れるのです。
睡眠の質を上げるためにある、メラトニンホルモンの分泌に必要な睡眠時間や効果的な起床時間を計算すると、睡眠は23時まで・6時半起床のリズムが人間の体にとってベストなリズムです。この生活を続ければ、基礎体温の乱れも改善されていくでしょう。
女性は眠りすぎるのも悪い
睡眠時間が多いことに悪い作用はないように思いますが、女性の場合は長すぎる睡眠時間は良くないです。
なぜなら、太陽が昇り明るくなると自然と人間の体温は上昇しますが、朝寝坊をしてしまうと体温が上昇し過ぎてしまい基礎体温も上がってしまう傾向があるためです。その結果、ホルモン分泌のバランスも乱れやすくなってしまいます。
また、女性は睡眠時間が長過ぎると死亡リスクが高いとも言われており、短過ぎず長過ぎない7時間前後の睡眠時間を維持する必要がありますね。
睡眠時間は大切!遅い就寝妊活の敵
日々忙しい毎日を送っていると、平日は特に睡眠時間を十分に確保できないと感じている方も多いようです。
平日のストレスや疲れを軽減させるため、週末の夜は夜更かししてしまい朝もゆっくりと眠ってしまうという方も少なくないでしょう。
しかし、先ほど説明したように長過ぎる睡眠時間も、遅い就寝も、妊活の敵であると知らなくてはいけません。
そのような週末の生活サイクルから抜け出すためにも、平日の生活を立て直す必要があります。
平日から睡眠時間を確保する
女性は睡眠時間が長過ぎても短過ぎても死亡リスクが高まります。つまり、毎日の生活で必要な睡眠時間を確保するように心がけなくてはいけないのです。
しかし一般的に女性の多くの方は睡眠時間が不足しており、その理由に「夫の帰宅を待っている」という理由があります。
共働きでも専業主婦でも夫の帰宅を待つという行為は愛情表現の一つとして夫婦の絆を深めるものではありますが、妻が自分の体を休めるということも、将来的に家族のためになることであると夫婦で理解する必要があります。
夫婦で家事を分担する
少し前の日本の家庭は大家族が基本であり、祖父母と暮らすことが一般的でした。その分家事は増える傾向にあったのですが、家族の人数が増える分家事の役割分担がされていたと言われています。確かに家族の数が多くても、分担すれば一人の負担は減ります。
しかし核家族が基本となった今、家事をするのは妻だけだという家庭が多く、共働きの場合もその状況は変わりません。
睡眠時間を削らなくてはいけないほどの大きな負担を、女性一人で抱える状態はとても妊活しやすい生活とは言えませんね。
夫が積極的に家事を手伝い、妻の体を気遣うことが妊活の大前提であると言えるでしょう。
まとめ:睡眠不足は妊娠にどう影響する?
睡眠不足が女性の体に与える悪い影響や、睡眠の必要性についてまとめました。しっかりとした睡眠時間を確保することが基礎体温の安定につながり、妊娠しやすい体づくりになるのです。
睡眠時間を確保しにくいようであれば、家族で家事分担を話し合うなどの方法を考えるようにしましょう。
睡眠時間を削らなくてはいけないほどの大きな負担を、
女性1人で抱える状態は
とても妊活しやすい生活とは言えませんね。
この記事を夫にも読ませるべし!!
家事も子育ても夫婦で分担する準備を
今から始めておきましょう!!