多くの人が「妊娠中は薬を飲んではいけない」と考えているようです。しかし、全ての薬が妊娠に影響を与えてしまうわけでもありませんし、妊娠中でも妊娠を知る前に薬を飲んでしまうことがありますよね?それでは妊娠がしたい時には全ての薬の服用が不安になってしまいます。
この記事では、妊娠と睡眠薬やそのほかの薬の影響について解説していきます。子供がほしいけれど服用も続けたいと考えているのであれば、ぜひ参考にしてください。
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睡眠薬と妊娠の関係性について
睡眠に問題を抱えている方の中には日常的に睡眠薬を飲んでいる方もいるでしょう。薬を使わなくては眠れないような状態であれば、睡眠薬を飲むことで健康的な生活が送れる場合もありますね。ここでは睡眠薬と妊娠の関係性についてまとめました。
一部の睡眠薬にリスクは確認されていない
睡眠薬はベンゾジアゼピン系薬剤かベンゾジアゼピン受容体作動薬が主に使用されており、これらの薬に催奇形性リスクは否定的であるという見方がされていますが、新しい睡眠薬の成分であるメラトニン受容体作動薬や、オレキシン阻害薬はまだ十分な情報が得られていません。
睡眠薬と言っても、その内容によって危険度が変わるということです。
妊娠に影響を与えてしまう投薬の時期について
妊活前に飲んでいる薬の成分が体に蓄積されているのではないかと、心配する方もいるようですが、薬は投薬を止めればその成分が徐々に抜けていきますので、妊娠前に飲んでいた薬の作用を心配する必要はありません。
それでは、妊娠に影響を与えてしまう投薬の時期はいつなのでしょうか?
妊娠中に飲んだ薬が赤ちゃんに影響を与える時期
薬の種類や量などでも変わりますが、一般的に妊娠初期の服用は赤ちゃんの奇形率をやや高めるリスクがあり、妊娠後期の服用では産後の赤ちゃんに薬の作用が出てしまうリスクがあります。
基本的には「妊娠中の服用でも絶対安全」と言われている薬以外は服用しない方が良いですが、実際のところ臨床研究が困難であるため、妊娠中の子供への影響は正確にわかっていないという薬も少なくありません。
男性が薬を飲んでいる場合
妊活中に男性が薬を飲んでいて、その作用が心配になってしまうこともありますね。投薬によって直接精子に悪い影響を与えてしまうことはありませんが、特殊な癌治療薬の一部やC型肝炎の治療薬には精液への移行の注意が必要です。
また、抗うつ剤のSSRIなどには性機能障害の副作用が出る方がおりますので、医師と相談が必要でしょう。
妊娠される方が飲んではいけない薬について
薬については、妊娠中の服用の安全性が認められていないものも少なくないとお伝えしましたが、絶対に飲んではいけない薬も存在しています。
妊娠を希望しているのであれば、このような薬を極力避けなくてはいけません。
妊活中に避けるべき薬
睡眠薬の中でも、全ての睡眠薬が危険と言われているわけではないことをお伝えしましたが、睡眠導入剤のユーロジン・ベノジール・ハルシオン・ドラールについては奇形との関連性が報告されています。
可能な限り、その他の睡眠導入剤に変更してもらうか、難しいのであればリスクと効果のバランスを考える必要がありますね。
薬と妊活で悩んだ時には
薬と妊娠の関係は非常に難しく、曖昧な部分もあります。そのため妊活中や妊娠中に薬を服用しなくてはいけない場合には、医師と相談をするようにしましょう。
市販の薬であれば内容をしっかりと確認し、薬剤師に相談してみるのも良いですね。
まとめ:妊娠と睡眠薬の関係について!睡眠薬は妊娠に影響あるのか?
妊娠と睡眠薬の関係性についてまとめました。睡眠薬は内容によって妊活中・妊娠中に服用できるものとできないものがあるということです。
どうしても睡眠薬を服用しながら妊活を進めたいと思っているのであれば、担当の医師と相談して薬の内容を見直す必要もあるでしょう。
妊娠前、妊活中にママが口にしたものは全て!!赤ちゃんに影響してしまいます
赤ちゃんに悪い影響を与えないよう『漢方薬』を上手に取り入れることもご検討ください♡