妊活を行っている女性にとって生理中は重要な期間です。生理期間中は激しい運動は控え、ストレッチなどにとどめるようにしましょう。
今回は、生理中でもできる妊活に効果的なストレッチなどを紹介します。
有酸素運動などは妊活において非常に重要ですが、生理中はなるべく安静にしてリラックスした気分で過ごせるように心がけてください。
生理中の骨盤の動きについて
生理周期は骨盤の開閉周期に大きく影響しています。
整理中の骨盤の動きは、生理に向かって緩む→生理中は開く→排卵に向かって閉まり始める→排卵時期に閉まる→排卵日を過ぎると生理にむけて骨盤は緩む→そして繰り返すというサイクルです。
このサイクルを知っておけば、仕事のパフォーマンスが上がり、プライベートもより楽しめる生活を送ることができます。
骨盤が開いている10日間は体がリラックスモードに
だるい、頭が働かない、眠くなる等、生理痛が起こる原因の1つが、この時期に体をしっかり休ませていないことによるストレスが原因ともいわれています。
骨盤が開いていている10日間は、仕事や家事を頑張っても逆効果です。特に生理痛がある人は、この10日間をゆったりと過ごすようにしましょう。
残りの20日間は多少無理ができる時期なので、運動などで体を積極的に動かすとよいでしょう。
生理痛はストレッチで緩和できる
生理痛が起きる原因のひとつに「血行不良」ということがあげられます。そのため、骨盤や股関節周りの筋肉をほぐすことで、生理痛の緩和に効果的に血行を改善することができるので、生理痛が緩和していきます。
しかし、生理中は体調も悪いし生理痛もあるし、運動なんて考えられない… という人もいるかもしれませんね。
ストレッチやヨガなどのゆったりとした運動は、血行が改善され生理痛を和らげる効果が期待できるので、生理中こそストレッチなどで体を動かすことをオススメします。
生理中にできるストレッチ
ストレッチなど、からだを動かすタイミングとしては、入浴後などのからだが温まっている時間帯がおすすめです。
そこで、生理中にできる簡単なストレッチを紹介します。
- まず、膣の入り口を座面に当てるようにイスに浅く座り、片脚をももの上におきます
- 頭から腰までを直線にした状態で、前傾します。※このとき、床についている足先が外側に開かないように注意しましょう
- 股関節が逆レの字になるまで傾いたら、あごを上げて正面を見ましょう。その状態でゆっくり呼吸をしながら10秒キープします
片足が終わったら、足を入れ替えて同じように行います。
1日10分程度を目安にストレッチをして、生理痛を軽減させていきましょう。
足全体をほぐすためのストレッチ
近年、からだの筋肉の中でも「足全体の筋肉量」が卵巣機能に大きく関わっていることがわかってきました。
下肢筋肉を鍛えるために、お家で出来る運動法としては、ヨガやスクワットなどの下半身を鍛えるストレッチがあげられます。
スクワットは、料理中や歯磨き中などに「ながら運動」ができるので、おすすめです。
ストレッチを行う場合には、心地よい痛みを感じる程度にとどめておくことが大切です。ヨガを行う場合も同じで、ホットヨガのようなハードな運動は生理期間中はなるべくお休みするようにしましょう。
適度な運動で妊娠力を高めよう
いかがでしたか?今回は生理中の骨盤の動きや、生理中にできるストレッチを紹介しました。
「妊活中だから」と、生理中にあれもこれも頑張ってしまうと、体にも負担がかかってしまうし、ストレスがたまってしまいます。
ストレスと冷えは妊活の大敵です。今回ご紹介した生理中にできるストレッチなどを取り入れて、妊活中の生理週間を無理なく過ごしてくださいね。