ブライダルチェックとは結婚予定がなくても受けられる検査で、男女ともに健康状態や妊娠出産に問題がないかどうかを検査することが可能です。
すぐに結婚の予定がなくても検査をしておくと、早い段階で問題に気づくことができるでしょう。
この記事では、ブライダルチェックで確認できる内容とチェックの受け方をご紹介します。
ブライダルチェックに興味がある方は、ぜひ参考にしてください。
ブライダルチェックの内容と費用について
ブライダルチェックは、検査を受ける病院によって内容・金額が変わります。
費用に関しては基本的に保険適用外となるため、3万円程度の金額がかかることが多いようです。
・超音波検査 |
子宮と卵巣の様子を超音波検査で確認し、妊娠に影響のある筋腫などがないかを検査できます。 |
・おたふくかぜ抗体 |
妊娠初期におたふくかぜに感染すると流産の可能性が高まってしまうため、おたふくかぜの抗体を持っているかを調べます。 |
・風疹抗体値 |
妊娠初期に風疹に感染すると胎児に先天性異常が発生してしまう可能性があるため、風疹の抗体を持っているかを調べます。 |
・トリコモナス検査 |
トリコモナスに感染していると流産・早産・前期破水が発生してしまう可能性があります。 |
・カンジダ検査 |
カンジダに感染すると妊娠率が低下しやすくなります。 |
・淋病の検査 |
淋病に感染した状態で出産すると、赤ちゃんに敗血症や結膜炎などの症状が出てしまう可能性があります。 |
・クラミジア検査 |
クラミジアに感染すると不妊につながることがあります。 |
・その他(梅毒検査・HIV検査・肝炎の検査・トキソプラズマ検査) |
ブライダルチェックの受け方
ブライダルチェックは、婦人科などの多くの病院で受けることが可能です。結婚前に検査を受けるのであれば、男性も同時期に検査を受けると良いでしょう。
不妊の兆候が分かれば早期に治療を始められるため、現状を知るという以外にも夫婦でブライダルチェックを受ける利点は大きいのです。
ブライダルチェックの一般的な流れ
ここでは、ブライダルチェックを受けるときの一般的な流れをご紹介します。内診がありますので、生理予定日は避けて予約をしてください。
・問診 |
検査を受ける前に、既往歴や毎回の生理の様子などを問診票に記入します。
直前の生理開始日・終了日や生理周期などをメモしてから病院に行くと良いでしょう。
・診察 |
問診後に診察を行います。気になることがあれば、この時に医師に直接質問してください。
ブライダルチェックでは内診がありますので、なるべく着替えやすい服装で行くと良いでしょう。
・採血 |
診察の前後に、検査のための採血を行います。採血した血液を元に、多くの検査が実施されます。
同時に乳がん検診などを実施している病院もあるようです。
・後日検査結果の確認 |
多くの病院では、検査結果に1週間程度の時間がかかります。
病院によって必要な日数が変わりますので、ブライダルチェックは時間に余裕を持って受けるようにしてください。
男性のブライダルチェックの場合
男性のブライダルチェックは泌尿器科のある病院を選択すると、精子の状態まで確認してくれることが多いようです。
検査の流れは女性の場合とほぼ同じになります。
まとめ:ブライダルチェックで不妊症の検査ができる?内容や費用についてもご紹介!
今回は、ブライダルチェックの内容や費用についてご紹介しました。ブライダルチェックはトラブルの治療を早期に始められる・不妊治療の予定が立てられるなど多くのメリットがあるものです。
そして、不妊治療は早く始めれば始めるほど妊娠の可能性が高くなります。結婚前以外でも、自分の体の状態を知るために検査を受けてみるのも良いでしょう。