性交渉は妊娠のための行為ですが、お互いの愛情を確かめ合うための行為でもあります。
しかし妊活中は妊娠するためだけの性交渉が日常化してしまい、夫婦の関係を悪くしてしまうことがあるのです。
この記事では、妊活中の性交渉について、適切な回数やタイミングを紹介します。
また、妊娠しやすい性交渉の噂についても触れますので、正しい妊活の知識を身に付けましょう。
妊娠しやすい性交渉の嘘と本当
巷には「○○すると妊娠しやすい」というような、本当なのか分からないジンクスがたくさんあります。
まずは、なかなか医師には聞きにくいような疑問や噂を見ていきましょう。
性交渉後に逆立ちすると妊娠しやすい?
「性交渉後に逆立ちする」「腰を上げると受精の確率が上がる」という噂がありますが、そのようなデータはありません。
可能であれば性交渉後、少しの時間は精子が流れ出てしまわないように横になっていた方が良いでしょう。
性交渉は正常位の方が妊娠しやすい?
精子が子宮にとどまりやすい体位は人によって変わりますので、間違いでも正解でもありません。
しかし医学的なデータがあるわけではないので、あまりこだわる必要はありませんね。
排卵日当日に性交渉しなければ妊娠できない?
排卵日を正確に知ることは難しいですし「この日だけ」と決めてしまうと、男女ともにプレッシャーを感じてしまいますよね。
理想としては、排卵予定日の前後に性交渉の回数を増やすことが良いでしょう。
毎日性射精すると精子が薄くなる?
必ずしも間違いとは言えませんが、射精の回数が多いほど精子の運動能力が高くなりますので、精子が薄くなるのを恐れて禁欲するのは良くありません。
無理に毎日性交渉するのはストレスになってしまいますが、夫婦が毎日性交渉を行いたいのであれば、その通りにすれば良いのです。
性交渉の回数によって妊娠の確率は上がるのか?
排卵日の前5日間は、妊娠の可能性が高い時期になります。
この時期は、性交渉の回数が多いほど妊娠の確率が上がりますので、可能な限り性交渉の回数を増やすと良いでしょう。
排卵日付近以外に性交渉をする場合はどうなのかと言うと、妊娠と直接的な影響はありませんが、夫婦の仲をより深くすることはできるでしょう。
妊娠にばかり囚われない方法
妊活を始めた当初は良い関係だったはずなのに、妊娠できない時期が長く続くとお互い初心を忘れてしまい、妊活が義務のようになってしまうことがあります。
妊娠ばかりに囚われないためには、どうすれば良いのでしょうか?
性交渉は夫婦の大切なコミュニケーションのひとつ
性交渉が赤ちゃんをつくるための目的だけのものになってしまうと、性交渉がストレスになってしまうことがあります。
どちらかが性交渉に義務感を感じ始めてしまったら、排卵日にこだわらず性交渉を週に1〜2回楽しむようにしましょう。
そうすればタイミングを予測しなくても、自然と排卵日付近に性交渉が行えることになります。
セックスレスな夫婦はスキンシップから始める
残念ながら、義務的な性交渉が続いてしまった結果、セックスレスになってしまう夫婦は少なくありません。
その場合は相手を責めることはせず、体を触れ合わせるようなスキンシップを重ねていきましょう。
マッサージでお互いに心と体をリラックスさせるのもおすすめです。
まとめ:【正しい妊活】性交渉の回数やタイミングについて
病院の先生には聞きにくいような妊活の嘘や、性交渉のタイミングについて紹介しました。
妊活中は、子供ができた後のことばかり考えてしまいがちですが、夫婦仲が悪くなってしまっては理想通りの生活は送れません。
ですので、お互いの気持ちを尊重し合いながら、妊活を進められるようにしましょう。