妊娠初期は非常に不安定な時期であり、体に違和感を感じてしまう人が多いようですが、中でも妊娠初期の眠気に耐えられないという意見を多く聞きます。
しかし、なぜ妊娠初期は眠くなってしまうのか気になりますよね?
本記事では、妊娠初期に感じる眠気の原因と対処法について解説していきます。
妊娠中初期に感じる眠気の原因
妊娠初期はつわりに苦しむ女性が多いだけでなく、1日中眠くて仕方がないと感じてしまう方もいます。
特にお仕事をしている方は眠気に従うこともできず、辛い思いをしているようです。
まずは、妊娠初期の眠気がなぜ起きるのか見ていきましょう。
妊娠初期はホルモンバランスが急激に変化している
妊娠初期の女性はまだお腹は大きくないため、見た目は妊娠前と変わらないのですが、お腹の中では目まぐるしい変化が毎日起きており、妊娠前とは全く違うホルモンバランスになっています。
特に妊娠中に多く分泌される黄体ホルモン(プロゲステロン)のせいで、眠気を感じてしまうのです。
いつもよりも体が温まっている
通常女性の基礎体温は低温期・高温期に分かれていますが、妊娠をすると高温期が続いて低温期に移行しなくなり、特に妊娠初期は通常よりも体温が高い状態になります。
その結果、体温が高い状態が続くことで頭がボーっとしやすくなり、眠気を感じる方も多いのです。
つわりのせいで体調が崩れている
もし嘔吐を伴うつわりがあるのなら、体力が消耗してしまっていてだるさを感じるのかもしれませんし、栄養が不足している可能性もあります。
つわりの症状の一つ
つわりの症状の中には「眠気」があるのをご存じですか?「食べづわり」「吐きづわり」はよく聞きますが「寝づわり」と呼ばれるつわりもあるのです。
寝づわりになってしまうと、睡眠時間に関係なく1日中強い眠気に襲われてしまうようです。
妊娠初期の眠気はいつまで続く?
たかが眠気と思っても、今まで感じたことのないような強い眠気に毎日耐えるような状態は、想像以上に辛いものです。
妊娠初期の眠気は多くの場合妊娠初期のうちに治ることが多く、妊娠4ヶ月頃から元の体調に戻り始めるようです。
しかし、これには個人差があり、出産まで眠気が続いてしまう人もいることを覚えておきましょう。
妊娠初期の眠気の対処法
妊娠初期の眠気は即効性の期待できる対処法はありませんが、少しの工夫で生活を楽にすることはできます。
それでは、妊娠初期の眠気への対処法を紹介しましょう。
軽い運動をする
体を動かすと、自然に体が目覚めますし血行も良くなります。特に夜間はあまり眠れないのに昼間は眠くなると感じている人は、日中によく動くようにして、夜間に眠れるような工夫をしてみましょう。
1人で体を動かすのが不安であれば、マタニティスイミングやヨガに通うのもお勧めです。
規則正しい生活を心がける
眠くても朝は起きて朝日を浴びるようにしてください。一日中日光を浴びていない状態が続くと体内時計が狂いやすくなってしまいます。
朝日を浴びて体内時計をリセットすれば、夜眠く・朝目覚めるというサイクルが身につくでしょう。
昼寝をする
仕事をしている女性は思い通りに眠ることはできないと思いますが、昼休みの少しの時間でも仮眠をすると頭がすっきりすることもあります。
自宅にいるのなら、強い眠気を感じた時には眠気に従って休んだ方が良いでしょう。
まとめ:妊娠初期に感じる眠気の原因と対処法について
妊娠初期に多くの女性が悩まされる眠気について、その原因と対処法を紹介いたしました。
妊娠中は、自分が思っている以上に体力を消耗しやすい状態になっています。可能であればできるだけ休めるように環境な環境を用意し、無理のないように過ごしてください。