2020.10.12

妊娠初期に発生する腹痛について解説!

妊娠中の体調不良と言えば、多くの人がつわりを思い浮かべるでしょう。しかしそれはほんの一部であり、実際にはいくつもの妊娠症状があるのです。

本記事では、特に妊娠超初期から初期に発生する腹痛について解説していきます。

妊娠初期の腹痛について

妊娠初期は安定期前なので、小さな体調の変化に不安を感じてしまいますね。

お腹の痛みや下腹部が痛むと、心配になってしまうのも仕方がありません。

まずは、妊娠初期の腹痛についての理解を深めていきましょう。

妊娠初期に腹痛が起こる理由

妊娠初期は、お腹が膨らんでいることを外見からは把握できませんが、体内では子宮が収縮するため、周期的に下腹部にハリや痛みを感じることがあります。

また、妊娠と同時に女性の体は出産の準備を始めます。お産のために骨盤が広がり始めるため、靭帯が引っ張られて腹痛につながることもあります。

妊娠初期の腹痛の種類

多くの方が感じる妊娠初期の腹痛ですが、その痛み方や痛みの強さには個人差があるようです。

その痛みとしては、「生理痛と同じ痛みだった…」「チクチクと刺されるような痛みがあった…」などの声がありますが、全く気にならなかったという方もいます。

妊娠初期は便秘になりやすい時期でもありますので、妊娠のための痛みなのか便秘からの腹痛なのか、判断しにくいと感じることもあるでしょう。

妊娠初期の腹痛の対処法

妊娠初期の腹痛が強い痛みでなく、長時間長引かないようであれば慌てて病院に行かなくても、まずは様子見でよいでしょう。

その際は横になって休み、体を温めて血行を良くしましょう。もし、腹痛が心配なときには特に手首・足首・首を冷やさないようにして過ごします。

注意しなくてはいけない腹痛

ここまでの記事を読んで「妊娠初期の腹痛は安静に過ごせば良い」と安易に考えてしまってはいけません。

妊娠初期は安定期前の流産になりやすい時期でもあります。腹痛の種類や症状によっては、一刻も早く病院に相談した方が良い場合もあると理解しておきましょう

流産の可能性のある腹痛

腹痛とともに出血があった場合は、一度産婦人科に相談しましょう。出血の量によっては問題がないこともありますが、流産が迫っている状態である切迫流産の可能性もあります。

医師からの指示により、安静に過ごすことで状況が良くなる場合もありますが、流産を避けるために入院を必要とすることもあるでしょう。

残念なことに、流産の9割は妊娠初期である12週までに起こります。

妊娠初期流産の理由は、胎児の染色体異常などで受精卵が育たないことが原因で、母親の異常や事故などで初期流産が発生することは稀だと言われています。

このように、「安静に過ごしているから絶対に大丈夫」ということはないのです。

子宮外妊娠による腹痛

妊娠を妊娠検査薬で陽性確認した段階で、強い腹痛を感じる場合に考えられる腹痛です。

子宮外妊娠の多くは子宮ではなく卵管に着床してしまっており、そのままにしておくと妊娠が進行し、卵管が破裂してしまう恐れがあります。

その場合は、大量出血になり母体も非常に危険な状態になります。妊娠検査薬で陽性が確認されても、必ず産婦人科で妊娠の確認を取るようにしましょう。

残念ですが、子宮外妊娠の場合は妊娠の継続はできません。

まとめ:妊娠初期に発生する腹痛について解説!

いかがでしたか?今回は妊娠初期に発生する腹痛をテーマに、その原因や対処法などを説明しました。

妊娠初期の腹痛は、痛みの強さや感じ方に個人差があります。不安を感じているのであれば、通院日以外だとしても産婦人科に相談するのが良いでしょう。

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