妊娠中お腹のケアを何もしないまま妊娠期間を過ごしてしまうと、多くの女性は妊娠線ができてしまいます。
その妊娠線は産後も消えず、できてしまってから対応しても状況は良くなりません。ですので、妊娠線ができる前に対応する必要があるのです。
本記事では、妊娠線の原因と予防方法をテーマにお届けしていきます。
妊娠線とは
まずは、妊娠線ができてしまう理由を知ることから始めましょう。
妊娠線は急激に皮下組織や真皮が伸ばされるから起こる
妊娠中の女性は、赤ちゃんを守るためにお腹以外の部分も脂肪を溜めやすい状態にあります。
特にお腹は急激に大きくなるため弾力性のない真皮や皮下組織が伸ばされ、限界以上に引っ張れて亀裂が入ってしまうのです。
その亀裂は赤紫色になることが多く、多くの場合はお腹や胸などに現れます。
妊娠線は産後お腹が戻っても残る
産後、お腹が戻ると色が薄くなる妊娠線ですが、残念ながら綺麗に消えない場合も多くあります。
中にはほとんど目立たなくなる場合もありますが、遠目で見ても分かるような濃い妊娠線が残ってしまう方もいます。
妊娠線のケア方法
妊娠線は保湿クリームや、妊娠線予防専用クリームを使用して防ぐことができます。
お腹が大きくなり始める妊娠4ヶ月頃には、妊娠線のケアを始めるようにすると良いでしょう。
ここからは、妊娠線のできやすい体の部位別にケア方法をお伝えします。
お腹
妊娠後期には急激にお腹が大きくなるため、この時期になって妊娠線を発見する人が多いようです。
お腹の妊娠線は大きく分けて、おへそを中心にして放射状にできる人と、下腹にできる人で分かれます。
お腹にかゆみを感じたら、妊娠線ができるサインの可能性が高いので注意してください。
お腹が大きくなるにつれて、まんべんなくクリームを塗るのが難しくなりますが、鏡を使用するなどの工夫をして塗り残しのないようにしましょう。
特に「下腹から足の付け根」と「お腹の側面」が見落とされがちな箇所です。
胸まわり
胸は妊娠すると同時に乳腺が発達することからバストサイズが変わりやすく、2カップ以上サイズが大きくなる人も珍しくありません。
妊娠線を避けるために、バストの下から上に胸を引き上げるようにクリームを塗りましょう。
お尻
妊娠中はお尻に脂肪がつきやすく、ついた脂肪が横に広がります。下から上に引き上げるようにクリームを塗るようにしてください。
二の腕や太もも
妊娠線予防をするときに、二の腕や太もものケアを考える人は少ないかもしれませんが、こちらも脂肪がつきやすい箇所です。
太ももは、お尻とつながっている裏側をしっかりとケアするようにしてください。
妊娠線を予防するために
妊娠線を防ぐ保湿によるケア方法をお伝えしましたが、他にも妊娠線を予防する方法があります。
急激な体重の増加を避ける
妊娠中に急に体重が増えてしまうと、お腹やバストが急激に大きくなって妊娠線ができやすくなってしまいます。
特につわりが治った後には多くの人が食欲のコントロールができなくなってしまうため、食べ過ぎに注意してください。
適度な運動をする
適度な運動は肥満を防ぐために有効です。妊娠中に激しい運動はできませんが、軽い腹筋などをすれば筋肉が鍛えられて、皮膚の伸びを予防できます。
ただし妊娠の経過は人によって違うため、運動を始めたいと思う前に医師に相談をするのを忘れないようにしてください。
まとめ:なぜ妊娠線はできてしまうの?妊娠線の原因を知って予防しよう!
いかがでしたか?今回は、妊娠線ができてしまう原因と予防方法をお伝えしました。
毎日のことになると、ついつい面倒に感じてしまいますが、妊娠線ができてしまってから後悔しても対応ができません。
早いうちから妊娠線のケアを習慣づけ、産後も妊娠線のない体を目指しましょう。