妊娠の初期症状は人によってその重さが違うため、妊娠していたとしても、単なる体調不良だと思ってしまう人もいます。
そして初めての妊娠では、初期症状に気づかずに長く過ごしてしまう方も少なくありません。
しかし、妊娠の初期症状を見逃してしまうと産科の受診が遅れてしまいますし、妊娠中は避けた方が良い投薬・飲酒・喫煙をしてしまう場合があります。
そこで本記事では、妊娠の初期症状について詳しく解説していきます。
妊娠の初期症状にはどのようなものがある?
まずは、妊娠初期に現れやすい妊娠の初期症状について見ていきましょう。
ちなみに初期症状には個人差がありますので、妊娠したばかりで体調に変化がなくても不安に感じる必要はありません。
生理が来ない
妊娠の初期症状が起こる時期は妊娠2ヶ月目にあたり、前回の生理から1ヶ月以上が経過しています。
毎月正確な日付に生理が来る女性であれば、生理が来ないことで妊娠に気づけますね。
生理が遅れていて妊娠の可能性があるのであれば、なるべく早く産婦人科を受診しましょう。
基礎体温の高温期が続く
定期的に基礎体温を測っている方であれば、妊娠は早い段階で容易に気づけます。
通常であれば、高温期と低温期に分かれる基礎体温は、生理とともに高温期から低温期に移行します。
しかし妊娠時は、高温期がずっと続いた状態になるのです。人によっては熱っぽいと感じる人もいるでしょう。
便秘がちになる
妊娠した方全員ではありませんが、ホルモンの影響により腸の動きが鈍くなり、便秘になりやすくなる方もいます。
つわりの初期症状が出る
なかには妊娠の確定前からつわりの初期症状が始まり、「胃のムカムカを感じる」「空腹時に胃もたれする」「匂いに敏感になる」などの症状が現れます。
だるさを感じる
高温期が続くことで、だるさを感じる方も少なくありません。そのため、妊娠初期の症状は風邪と間違えられることも多いです。
妊娠初期とは
妊娠初期とは妊娠10週目までのことで、妊娠10週以降を安定期と言います。
ここでは、妊娠初期特有の情報を見ていきましょう。
胎児の心拍が確認されれば妊娠の確定
妊娠の初期症状から妊娠の可能性に気づき、産婦人科や産科で診察を受けます。
子宮内の胎児のいる部屋である胎嚢と、胎児の心拍が確認されれば妊娠の確定です。
妊娠初期は不安定な時期
妊娠初期は安定期前なので、まだ流産の可能性が否定できない時期でもあります。
また、母体の体調も不安定です。
多くの方はつわりを経験し、その症状は安定期にむけて強くなり、つわりのピークである11週目くらいまで続くでしょう。
つわりの時期には、食欲がなくても赤ちゃんに直接的な影響はありませんので、安心してください。
妊娠初期にすること
妊娠が確定すると、母子手帳をもらわなければいけません。母子手帳はお住まいの地方自治体の役所に妊娠届を提出すればその日に公布され、公布時には地方自治体の親子学級などの案内をもらえることもあります。
母子手帳には妊娠の経過だけでなく、出産後は「子供の成長記録」「予防接種の記録」なども記載するため、小学校に入っても利用する非常に大切な物です。
長期的に使用するため、母子手帳入れなどを使って大切に保管しましょう。
まとめ:妊娠初期の初期症状と妊娠初期に行うこと
いかがでしたか?今回は、妊娠の初期症状をテーマにお届けしました。
妊娠を楽しみにしていた方にとっては非常に嬉しい時期だと思いますが、まだまだ妊娠が確定したばかりの不安定な状態であることも理解し、なるべく無理のないように過ごしましょう。