妊娠中期とは5ヶ月〜7ヶ月頃のことで、安定期とも呼ばれます。安定期までに胎盤が完成するので軽い運動などを取り入れやすくなり、多くの人は妊娠初期に苦しめられたつわりが治ります。
また妊娠後期のようにお腹も大きくなっていないので、自由に動きやすい期間であるとも言えますね。
そこで本記事では、妊娠中期の過ごし方や疑問点について解説していきます。
妊娠中期の過ごし方
安定期ということで、妊娠初期よりもできることが増える妊娠中期ですが、具体的にはどのように過ごせば良いのでしょうか?
まずは、妊娠中期の過ごし方を見ていきましょう。
姿勢に注意して過ごす
妊娠中期からお母さんのお腹は大きくなってきます。まだまだ妊娠後期ほどではありませんが、この時期に反り返ったような姿勢に慣れてしまうと、腰痛や背中の痛みを感じてしまうでしょう。
妊婦体操などを取り入れて、お腹が大きくなっても負担のかからない姿勢を心がけましょう。
赤ちゃんに話しかける
この時期の赤ちゃんは、お母さんのお腹の中で元気に動き回っており、お母さんも赤ちゃんの胎動を感じ始められる頃です。また、赤ちゃんの聴覚発達も始まるため、お母さんの心臓の音や声を聞いて過ごしています。
ですので、積極的に赤ちゃんに話しかけてあげましょう。
太りすぎに気をつける
つわりが終わり、食欲が増えやすい時期でもある妊娠中期には食欲のコントロールが難しくなる方もいます。
しかし産道に脂肪がついてしまうと難産の原因にもなりますので、カロリー計算をするなどの方法で、体重を管理できるようにしましょう。
妊娠線ができないようにケアを始める
まだまだお腹が目立たない方もいるかもしれませんが、少しずつお腹の皮膚が伸ばされているため、何もしないままでいると妊娠線ができてしまう方もいます。
妊娠線は赤ちゃんへの影響はありませんが、産後も残ってしまう可能性が高いので、妊娠線予防の保湿剤などを早いうちから使い始めましょう。
妊娠中期の過ごし方の疑問点
妊娠中期は妊娠中で一番安定した期間であることから、どこまでの行動が許されるのかが気になりますよね?
ここからは、妊娠中期に多くの方が疑問に思う、妊娠中期にして良いのか迷うことを見ていきましょう。
旅行
一般的には赤ちゃんがいると、しばらくは自由に旅行に行けません。特に一人目を妊娠中なら夫婦で旅行に行く機会は当面なくなりますね。
気分をリフレッシュさせるためにも妊娠中の旅行は良いのですが、必ず安定期である妊娠中期に医師に相談の上で行いましょう。
また、旅行のスケジュールには余裕を持ち、移動時間が2時間以内の場所を選ぶようにします。
妊娠中は長時間同じ姿勢でいると、下半身の血液の流れが悪くなってしまうのです。
セックス
胎盤が安定していない妊娠初期のセックスは避けなくてはいけませんが、妊娠中期にはセックスをしても良いと言われています。
ただしお腹の張りに注意し、出血や張りを感じたらすぐに中断してください。
ネイル
出産の時や入院中は、爪の色を見て健康をチェックします。そのため経過が良好で出産までに入院などがない妊婦でも、妊娠後期はネイルを避けた方が良いでしょう。
妊娠中期はネイルを楽しめますが、除光液の臭いなど刺激の強い香りはあまり嗅がないようにしてください。
まとめ:妊娠中期はどのようにして過ごす?妊娠中期の疑問を解説!
妊娠中期の過ごし方と、気になる疑問の答えをまとめて紹介いたしました。
妊娠後期になるとお腹が大きく重くなるため、元気に動き回れなくなってしまう方もいます。
出産の準備などは妊娠中期に済ませておくと安心ですね。