2020.10.19

妊娠中に温泉に入っても問題ない?気になる妊娠と温泉の関係について

産後当面の間は赤ちゃんのお世話で忙しく、旅行に行きにくくなりますし、妊娠中に夫婦だけの旅を楽しみたいと考える方は多くいます。

旅行先では温泉に入る機会もあると思いますが、妊娠中に温泉に入っても赤ちゃんに影響ないのでしょうか?

この記事では、気になる妊娠と温泉の関係について解説していきます。

妊娠中は温泉に入っても良いのか?

数ある温泉の中には実際に「妊娠中の入浴は避けてください」というルールが設けられている場所もあるようです。

では、妊娠中は本当に温泉に入れないのでしょうか?

妊娠中に温泉の利用が禁止されていた時代がある

実際に日本では、戦後に作られた「温泉法」にて妊娠中の温泉浴が禁止されていた時期があります。

医学的な根拠がないことが分かり、現代ではその取り消しが行われたのですが、当時のイメージが色濃く残り「妊娠中は温泉に入らない方が良い」と言うイメージを持っている方は少なくないようです。

「妊娠中は入れない」ルールが残っている温泉もありますので、宿を予約する時には妊娠中でも温泉浴が可能な場所を選びましょう。

妊娠中の温泉浴で気をつけること

妊娠中も温泉を利用できることが分かりましたが、やはり妊娠していない時と同じような感覚で温泉浴をしてはいけません。

妊娠中の温泉浴には、気をつけるべきことがあるのです。

温泉浴は妊娠中期のみに

温泉に入るのなら、流産の危険性が高い妊娠初期や、体のバランスが取りにくくなる妊娠後期を避けて妊娠中期を選ぶようにします。

それ以外の時期には、なるべく温泉浴を避けるようにしてください。

長湯をしない

妊娠中は血液の流れが悪くなりやすく、脳梗塞などの重大なトラブルに発展する可能性があります。

長湯をして体の水分が不足した脱水状態になると、より血液が固まりやすくなってしまうため、入浴は短く済ませましょう。

また、サウナも利用しない方が良いと言われています。

お湯の温度や外気温に気をつける

温泉の温度が高すぎる・低すぎる場合には交感神経が刺激されやすくなります。

また、冬の露天風呂などはお湯と外気温の差が大きすぎ、体感温度が急変してしまいますので控えましょう。

1人で温泉浴をしない

妊娠中は体調が急変しやすく、血圧も不安定です。入浴中にトラブルがあった時に1人では大変危険なので、温泉浴は可能な限り友人や家族と一緒に楽しみましょう。

清潔な温泉施設を選ぶ

妊娠中は免疫力が低下してしまっているため、細菌に感染してしまう可能性があります。

温泉で使用する座椅子・バスマットなどは雑菌が繁殖してしまっていることがありますので、なるべく清潔な施設を選ぶか部屋風呂を使用するようにしましょう。

湯冷めしないようにする

体が冷えてしまうとお腹が張りやすくなります。温泉浴後は体を冷やさないように注意して、旅館の浴衣やパジャマよりもマタニティ用の締め付けのない衣類を持参してください。

腹巻などを使用して、特にお腹を温めるように注意しましょう。

空腹時・満腹時の入浴を避ける

空腹時の入浴は貧血を引き起こしやすくなり、満腹時の入浴は消化不良になる場合があります。

どちらの時間帯の温泉浴も避けるようにしてください。

いざという時のための対応を考えておく

旅行先で急に体調が悪くなってしまったことを考え、母子手帳や保険証などは必ず持参してください。

可能であれば、旅行先の産婦人科なども調べておくと安心です。

まとめ:妊娠中に温泉に入っても問題ない?気になる妊娠と温泉の関係について

いかがでしたか?今回は、妊娠中に温泉に入る時の注意点を詳しく解説しました。

妊娠中に温泉を楽しむことは可能であり、温泉に入ることで心身ともにリラックスすることもできるでしょう。

それでも普段とは違った体であることをしっかり理解し、注意点を守った上で温泉浴を楽しむようにしてください。

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