2020.10.19

妊娠中に起こる悪阻(つわり)の症状と対処法について

妊娠初期には多くの人が悪阻(つわり)を経験しますが、その症状や重さは人によって変わります。

何も食べられなくなってしまうような症状である「吐き悪阻」や、食べ続けないと吐き気がしてしまう「食べ悪阻」など、悪阻には種類があるのです。

また、同じ女性でも妊娠のたびに全く同じ悪阻の症状が出るわけでもありません。

この記事では妊娠中の悪阻の症状と、対処法について解説していきます。

悪阻とは

悪阻は多くのママが経験する辛い症状ですが、悪阻を治すような治療法はありません。

時間とともに症状が落ち着いてくることが一般的ですので、重度でない限りは自分で対処しながら過ごすことになります。

悪阻の時期

悪阻が起こるのは妊娠初期〜安定期までで、多くの場合は妊娠4週〜6週に始まり、妊娠9〜10週がピークで、妊娠12週〜16 週に治ります。

しかし、中には妊娠20週を過ぎても悪阻の症状が続く方もいますので、悪阻の期間についても個人差があるということです。

悪阻の症状

悪阻の症状は人によって大きく違いがあります。代表的な症状は吐き気・嘔吐・眠気・頭痛・全身の倦怠感・食欲不振・めまい・耳鳴りなどで、その他の症状が現れる方もいます。

また、今まで好きだった食べ物を一切受けつけられなくなり、食の好みが変わるなどの特徴もあるようです。

注意するべき悪阻の症状

多くの場合は時間の経過とともに良くなっていく悪阻の症状ですが、

  • 一日に3〜4回嘔吐してしまう
  • 1週間で体重が2〜3kg減る
  • 半日以上トイレに行きたくならない
  • 水を飲んでも吐いてしまう

このような症状があれば、病院に相談しましょう。

悪阻の乗り越え方

悪阻は時間が過ぎるのを待つしかない場合が多いのですが、それでも辛い症状を軽くする方法はいくつかあります。

自分に合った方法を見つけて、少しでも楽に過ごせるようにしてください。

食べ方を工夫する

吐き気がするからと言って胃が空っぽなままで過ごすと、より胃がムカムカしているように感じてしまう場合があります。

しかし、お腹がいっぱいな状態も吐き気につながりますので、一回の食事を数回に分けて少しずつ食べると良いでしょう。

一口だけでも食べられるようにすると、良いですね。

冷めたものを食べる

本来なら食事は温かい食べ物を食べたいと思いますが、もし食べ物の匂いが気になってしまうようなら、料理を冷たい状態で食べると匂いを感じにくくなり、食べやすくなります。

料理をするのが辛いと思うなら無理に料理をせず、お惣菜などを利用しても良いでしょう。

油っこいものを食べ過ぎない

悪阻中は吐き気がするのにフライドポテトや揚げ物などの、油っこいものが食べたくなる方が多いです。

悪阻中は基本的には食べられるものを食べた方が良いのですが、油っこい食べ物は少量にしてできるだけ我慢するようにしてください。

ヨガやストレッチをする

悪阻中は体を動かすのが辛く、起き上がることも億劫に感じてしまうと思います。

妊娠初期に運動は勧められておりませんので、ヨガやストレッチで深い深呼吸を意識するようにしてください。

体のリンパの流れが良くなると、悪阻が軽減することもあります。

無理をしない

悪阻の時には、体を休めることが大切です。体調が悪いと思ったら横になり、眠気を感じれば眠った方が良いです。

仕事をしている方は、場合によっては休暇取得や時差出勤なども考えた方が良いでしょう。

まとめ:妊娠中に起こる悪阻(つわり)の症状と対処法について

いかがでしたか?今回は、妊娠中に多くの女性が苦しむ悪阻の症状と対処法について解説しました。

悪阻は、全く症状がない方もいれば、「今だけだから大丈夫…」と思えないほど辛い日々を送る方もいます。

個人差が大きいものだと理解して、自分が辛いのであれば無理をせずに過ごすようにしましょう。

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