2020.12.9

鍼灸院で不妊治療が受けられるの?病院と並行してもいい?

不妊治療はクリニックで受けるのが一般的ですが、鍼灸院でも妊娠を希望する方向けの施術を行っているところもあります。

では一体、鍼灸院ではどのようなケアが行われているのでしょうか?有名人の実体験も紹介しますので、ぜひご覧ください。

不妊治療の一環で鍼灸を選択肢にいれる人も

鍼灸院では、鍼やお灸を使った施術をします。鍼は、0.17~0.33mmという細い鍼をツボに差し入れることで血流を良くしたり、筋肉に刺激を与える効果があるとされています。

鍼治療は鍼を動かしたり、10分ほどそのままにしたり、鍼に微弱な電流を流したりと色々な方法で行われます。

お灸は、もぐさをツボの上で燃すことで血行促進を目的にしたケア方法です。始まりは今から2000年以上前の中国とされており、6世紀ごろには日本にも伝来して独自の発展を遂げてきました。

中医学では昔から不妊を不孕、不子などとあらわし研究が行われてきました。現在でも不妊治療のためのケアの1つとして、鍼灸院を利用する方も少なからずいらっしゃいます。

鍼灸院では、鍼やお灸の他にもカッピングなどの中医学に基づいたメニューが利用できます。

病院での不妊治療と一緒に鍼灸をしても大丈夫?

漢方や中医学では、血・気・水がバランスよくめぐることで健康が保たれ、この内のどれかの巡りが滞ったり足りなくなったりすることで体の不調が出る、という考えのもとで漢方や鍼灸が発展してきました。

月経不順や婦人病は血行不良や血が不足していたり、ストレスや不安などで気や血の流れが滞るのも、女性の体に悪影響を及ぼすと思われていたのです。

つまり、原因を突き止め病理を治すという西洋医学とは異なり、中医学には巡りを浴したり足りない部分を補ったりすることで、全体を整えることを目指しているとも言えます。

不妊施術を専門としている鍼灸院もあれば、病院での不妊治療と組み合わせてサポートケアを行ってくれるところもあります。

鍼もお灸も体を温めて血行をよくする施術なので、不妊治療と並行しても大丈夫なことが多いです。

病院も鍼灸院も不妊についての知識が豊富な所を選んで、よく相談しながら方針を決めていくとよいでしょう。

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有名人による鍼灸の体験談について

元プロゴルファーの東尾理子さんは、妊活の一環として鍼灸を取り入れていたそうです。ご友人からの勧めや、アスリートであった自らのスポーツ鍼灸の経験もあり、妊活時のケアとして鍼灸を始めたそうです。

鍼灸院での施術の他に、ご自宅でもお灸でツボやお腹を温め、血流をよくするための工夫を色々となさったそうです。また、体外受精を選択してから無理のないペースで通われたそうです。

ストレスにならないよう、義務にしなかったこともメンタル面での負担を軽減することに繋がったのかもしれませんね。

リラックスのために鍼灸をするのもアリ?

不妊治療が目的ではなく、リラックスのため鍼灸を受けるのもよいでしょう。不妊治療をプレッシャーに感じてしまい、ストレスが溜まる方も少なくありません。

また、服用している薬が体質に合わなくて、体調が優れないという方も中にはいらっしゃるでしょう。

そんな時は、時間をとって鍼灸などの施術を受けると緊張やコリがほぐれて、リラックス効果が得られるかもしれません。

まとめ:鍼灸院で不妊治療が受けられるの?病院と並行してもいい?

近年は不妊や婦人系のケアが充実している鍼灸院が増えてきました。女性だけでなく、男性不妊のケアを行っている鍼灸院もありますので、病院での治療と並行してケアを進めていくのも方法の1つです。

また、漢方などを服用したい場合は、病院の医師に相談しましょう。

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