2020.10.30

2020.10.30

ストレスが及ぼす不妊への影響は?ストレスとの付き合い方もご紹介!

不妊治療中は、ストレスを抱え込まない方が良いと聞いたことがあると思いますが、不妊とストレスにはどのような関係があるのでしょうか?

この記事ではストレスが女性の体に与えてしまう影響と、それにより引き起こされる不妊との関係を紹介します。

ストレスは不妊を招く

ストレスを感じると妊娠しにくくなると聞いたことがある人は多いと思いますが、その話に根拠はあるのでしょうか?

まずは、ストレスと不妊の関係を見ていきましょう。

ストレスを多く抱えている女性は排卵が不安定になる

転職や転居など、大きく生活環境が変わったタイミングで生理が止まった経験がある方は少なくないと思います。

女性の体の中でも妊娠に関わる機能は非常にストレスの影響を受けやすく、大きなストレスやショックを受けると、排卵や生理が止まってしまうことがあるのです。

もちろんそのような状態では、妊娠はできません。そして、無排卵・無月経をそのまま放置してしまうと卵巣が働きにくくなり、その後生理が再開したとしても妊娠が困難になってしまう可能性があります。

ストレスが排卵に影響を与える理由

ストレスが排卵に影響を与えてしまう理由をより細かく説明すると、女性のホルモン分泌・月経・排卵は脳の視床下部と下垂体でコントロールしています。

この視床下部と下垂体はストレスの影響を受けやすく、強いストレスを抱えている状態ではストレスへの対策の方を優先させ、ホルモン分泌や排卵の機能を鈍化させてしまうのです。

男性の生殖機能にもストレスが影響する

ストレスの影響が生殖機能にあるのは、女性だけではありません。男性の体も多くのストレスを抱えると勃起不全・射精機能・造精機能が低下しやすくなります。

ストレスを抱えずに不妊治療を進めるために

ストレスは不妊に大きな影響を与えることが分かりましたが、不妊治療がストレスの原因になることもあります。

子供がほしい気持ちが強ければ強いほど、そのストレスは大きなものになりやすく、ストレスと上手く付き合いながら治療を進める必要があるでしょう。

治療内容をしっかりと理解する

不妊治療のクリニックの中には、患者の精神面のケアが不足しているところもあります。

一連の流れのように治療が進められ、なぜこの選択がされているのか理解できないような状態では、不妊治療に感じるストレスもより強くなってしまうでしょう。

現在の治療内容・その意味・効果などを説明してもらうか、難しいようであれば転院も検討するべきです。

通院が心地良くできるクリニックで治療を進められると良いですね。

自分で取り入れる情報を選ぶ

インターネットが普及した今では、欲しいと思った情報を簡単に検索し取り入れられます。

しかし、全ての情報を知る必要があるでしょうか?情報の中には間違ったものも存在しますし、患者の不安をいたずらに煽るような内容のものもあります。

これだけ多くの情報にあふれている時代に、あえて暗く悲しい気持ちになるような情報を入手する必要はないのです。

インターネットで情報を調べたくなってしまう気持ちは分かりますが、不妊治療に対しては特に、自分が読んでいて嫌な気持ちになるような情報は避けましょう。

まとめ:ストレスが及ぼす不妊への影響は?ストレスとの付き合い方もご紹介!

今回は、ストレスは女性の体にどのような影響を与えてしまうのかを分かりやすく解説しました。

ストレスと不妊には強い関係性があり、ストレスを抱えている状態で不妊治療を続けることは、避けるべきだということがお分かりになったかと思います。

ストレスはゼロにはできませんが、1人で抱え込まずに上手にストレスと付き合えるようにしましょう。

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