2020.10.5

不妊治療中は飲酒はNG?不妊治療と飲酒について

不妊治療は長期的に取り組むものであるため、何かを我慢し続けてストレスを抱えてしまうのもよくありませんが、規則正しい健康的な生活は欠かせません。

特に飲酒に関しては、不妊治療中も継続しているという方もいるようです。お酒が好きな方の中には、不妊治療中ずっと飲酒を控えるのは難しいと感じる方も多いでしょう。

そこで本記事では、アルコールが不妊治療に与える影響について紹介します。

不妊治療中にお酒がやめられないと言うのなら、アルコールとよい付き合いができるようにしましょう。

飲酒はどの程度の飲酒なら大丈夫?

いきなり100%お酒を断つというのは、お酒が好きな方には非常に困難なことでしょう。

その場合、どの程度の飲酒なら治療に響かないのでしょうか?不妊治療に影響の少ない飲酒量についてまとめました。

飲酒量は食前酒や乾杯程度に

どうしても飲酒をしてしまうのであれば、まずは回数を減らす努力から始めてみます。

そして一回の飲酒量は食前酒・乾杯程度・多くても翌日に響かない量までに抑えましょう。

二日酔いになってしまうような飲酒は、不妊治療に悪影響だと言えます。ただし、妊活を続ける中で妊娠の可能性がある時期が毎月のように訪れると思います。

そのような時には、胎児への影響を考えて一切の飲酒を控えるべきです。

飲酒が女性の体に与える影響

飲酒は妊娠にどのような影響を与えるのでしょうか。アルコールが女性の体に与える影響について調べました。

アセトアルデヒドによる弊害

アルコールを摂取すると肝臓でアルコールを分解し、その時にアセトアルデヒドという物質が作られます。

そのアセトアルデヒドは卵巣機能を低下させ、遺伝子に何らかの異常を招く原因になってしまうのです。

つまり、アルコールを摂取するということは卵子の質も悪くしてしまうということですね。

不妊治療を行いながら飲酒を続けるのは、矛盾している行為だと言えるでしょう。

アルコールが不妊に及ぼすリスクとは?

もちろんアルコールを一切断てるのであれば、それが一番よいでしょう。

なぜならアルコールには、先ほど紹介したような直接的なリスク以外にも、間接的なリスクもあるからです。

間接的なリスクについて見ていきましょう。

アルコールには常習性がある

アルコールは常習性が高いため、いざ止めようと思った時に摂取を控えるのが難しいです。多くの方がアルコールに依存してしまうのは、この常習性によるものです。

常習性のあるものを我慢すると、多くの人が苛立ちを感じたりストレスを抱えてしまうでしょう。

初めの1週間は辛いと感じられるかと思いますが、やがて禁断症状も和らぎますので、できるなら夫婦で一緒にアルコール断ちを進められるとよいですね。

その他タバコ・甘いもの・カフェインにも同様の常習性がありますので注意しなくてはいけません。

化学調味料も控え、自然由来の食べ物を選ぶようにしましょう。

飲酒習慣は生活習慣が乱れやすい

一般的に飲酒習慣のある方は夜遅くまで飲酒・飲食をしやすいと言われています。

生活習慣を整えることが不妊治療のスタート地点ですので、飲酒習慣は規則正しい暮らしを邪魔するものだと言えますね。

早寝早起き、健康的な食生活を続けるためにも飲酒習慣をなくしておくべきでしょう。

まとめ:不妊治療中は飲酒はNG?不妊治療と飲酒について

今回は、不妊治療と飲酒の関係についてまとめました。不妊治療に一番よいと言われているのは断酒です。

現在ではノンアルコール飲料の種類も豊富に販売されていますので、アルコールを我慢してもアルコールテイストを楽しめますね。

多くの費用と時間をかけて不妊治療を実施するのですから、可能な限りお酒を控え生活習慣を整えましょう。

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