2020.10.5

2020.10.5

不妊治療によるうつを防ぐ方法や予防策について

不妊治療は、長期間治療に取り組まなくてはいけない人が圧倒的に多いものです。

何度も失敗が続く状況で努力を続けることは非常に難しく、多くの人が不妊治療によるストレスを抱えてしまいます。

中にはそのストレスが心を不安定にし、不妊治療うつになってしまうという例も珍しくありません。

そこで本記事では、不妊治療によるうつを防ぐ方法や予防策について紹介します。

妊活うつを防ぐ為には?

妊活うつは年々増加していると言われています。多くの女性が仕事と妊活の両立をしなければならないため、頑張り過ぎてしまうのです。

心と体は連動していることを自覚する

心が落ち込んでいても少し無理をして体を動かしてみる、笑顔を作ってみるという手があります。

もちろんそれは無理をして働いたり、無理に人付き合いをしたりなど、負荷をかけろというわけではありません。

一人でいる時間に悲しい顔をしてじっとしてしまうなら、ストレッチなどの軽い運動によってリフレッシュさせるのがよいということです。

悲しさや辛さに耐えかねて寝込んでしまうのは一番よくない状態で、心も体も元気が失われてしまいますね。

体の動きは心を動かすものだと知っておきましょう。

妊活ばかりの生活にしない

妊活に一生懸命になるあまり、そのことばかり考えてしまうのはいけません。

妊活を中心に生活をしてしまうと、失敗で受ける心のダメージも大きくなります。

妊娠出産は目標ですが、そればかりにならず夫婦の時間を楽しみながら妊活を進めることをおすすめします。

不妊治療のストレスを溜めないようにする工夫

不妊治療がステップアップすれば通院の回数も増えますし、その費用も高額になっていきます。

単純に負担が増えることで、よりストレスも感じやすくなるでしょう。では、不妊治療によるストレスを溜め込まない方法はあるのでしょうか?

日記をつけネガティブな気持ちも素直に書き残す

不妊治療で多くのストレスを抱えていても、ネガティブな感情を口にできる機会は少ないのではないでしょうか?

人には言えないようなネガティブな感情を日記に吐き出せば、感情を整理しやすくなります。

誰に見せるものでもなく、自分の気持ちをスッキリさせる場所として日記を利用するのはとてもよい方法です。

妊娠以外のゴールも決めておく

不妊治療をしたからと言って、全ての人が妊娠できるものではないという事実は多くの人が理解していると思います。

「自分は諦めない」という気持ちも大切ですが、その気持ちのせいで自分自身を追い込んでしまうのはよくありません。

不妊治療に期限や費用の制限など何らかの終点を決め、妊娠以外のゴールを用意しておけば、自分の気持ちも区切りがつけやすくなるでしょう。

ゴールの見えないマラソンを走り続ける行為は誰にとっても辛いことです。

自分がうつかもしれないと感じたら?

「不妊治療に疲れてしまい不妊治療を中断したら自然妊娠した」という話は妊活中の方なら誰もが聞いたことがある話で、実際にそのような事例はとても多いのです。

その理由は、もちろん不妊治療自体が不妊の原因だったわけではなく、不妊治療から焦りと不安を感じ、ストレスを抱えてしまっていた状態が悪かったのでしょう。

つまり、不妊治療うつによる影響は精神だけでなく体にも現れてしまうということです。

自分がうつになってしまっているかもしれないと感じたら、クリニックに相談し治療の方向性を考え直してみてはいかがでしょうか。

まとめ:不妊治療によるうつを防ぐ方法や予防策について

不妊治療によるうつを防ぐには「無理をしない」「妊活を生活の中心にしない」などの方法が有効です。

熱心に不妊治療に励んでいる人には難しい話かもしれませんが、思い詰めないことが一番の予防策と言えるでしょう。

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