不妊治療に悩む・・・不妊治療におけるメンタルケアについて

不妊治療をしようと思った時に、治療中の生活や妊娠後のことはシミュレーションすると思いますが、メンタルケアについてよく考えている方は少ないようです。

不妊治療は心身ともに負担が大きく、非常にストレスを抱えやすいものなので、本来不妊治療とともに、ストレスを抱えない方法などについて検討するべきだと言えるでしょう。

この記事では、不妊治療を進める時に考えるべきメンタルケアについて解説していきます。

不妊治療を卒業する時に感じるストレス

不妊治療を終了させる理由は人それぞれですが、妊娠に至らず治療を終わりにした方の多くは「本当にこれでいいのか」という葛藤を抱えていると思います。

不妊で悩んでいることを知らない人には、不妊治療終了後も「子供は作らないの？」などと聞かれるかもしれません。

不妊治療を終了させたからと言って不妊のストレスから解放されるかと言うと、そうではないのです。

自分の出した答えが正解だと思うこと

不妊治療以外にも言えることですが、人生における決断のほとんどには正解が用意されていません。

選択肢だらけの毎日の中で「もしこの選択をしなければ…」と悩んでしまっては毎日一日中悩み苦しんでも足りませんね。

「夫婦でしっかりと話し合って決めた決定」を正解だったと位置付け、その答えに自信を持ちましょう。

妊活中のメンタルケアについて

妊活中は苦労や努力が報われないこともあり、誰しもストレスを抱えがちです。どのような方であっても、ストレスを全く感じずに妊活をするのは難しいことでしょう。

大切なのはストレスと上手く付き合うことです。ここでは、妊活中のストレスにどう対応すべきなのかを紹介します。

妊活のことを忘れられる時間を作る

妊活のことばかり考えてしまうのが、不妊治療中の一番のストレスになります。妊活は人生の全てではありません。

映画・運動・旅行・おしゃれ・ショッピングなど、短時間でも妊活を忘れる時間を作りましょう。

そして、可能であればその行動を習慣化できるようにしてください。

一人で抱え込まない

妊活について相談できる相手を作りましょう。ご主人は一緒に妊活に励むもの同士ですので、ご主人以外で友人・親族など信頼おける人に心の内を聞いてもらえるといいですね。

相談できるような相手がいないと感じるのであれば、インターネット上で仲間を集うのもおすすめです。

顔を知らない者同士だからこそ、弱音が吐けることもあるでしょう。

メンタルケアの重要性を考える

不妊治療中は、自分はいつもよりも厳しい環境にいると自覚をし、メンタルケアを考えた生活を送れるようにしましょう。

「今までとは違う環境にいても、とにかく無理をしない」と心に決めているだけでも自分に優しくなれると思います。

100点を求めないようにする

不妊治療開始とともに生活習慣を見直した方の多くは、100点ばかりを求めてしまいがちです。

元からストレスを抱えやすい状態の方が、厳しいルールばかりを作っていれば、精神的負担は大きくなってしまいます。

もちろん生活習慣を整えることは妊活の重要なポイントですが、100点を求めず「少しずつ前に進めればいい」くらいの気持ちでいればよいでしょう。

無理にやる気を出さなくてもよい

「妊活を頑張らなくては…」と毎日自分を奮い起こす必要はありません。「やる気」は「天気」のようなものですので、晴れの日もあれば雨の日もあると思えばいいのです。

妊活に疲れてやる気が出ないのであればそれは悪天候だと考え、無理にやる気を起こそうとせずに、休むなどの方法を選択してもよいでしょう。

まとめ：不妊治療に悩む・・・不妊治療におけるメンタルケアについて

不妊治療時に考えるべきメンタルケアを紹介しました。努力家で真面目な方ほど不妊治療で疲れてしまう方が多いと言われています。

長期戦が想定される不妊治療に無理は禁物だと考え、自分を少し甘やかしてあげながら治療に取り組めるとよいですね。