2020.9.24

20代で不妊治療をする方は多い!20代での不妊治療について

不妊治療と言えば、35歳以上の話だと思っている方は少なくないようですが、現在では不妊治療のハードルが下がり、知識も広まったため20代のうちから不妊治療を始める夫婦も珍しくありません。

しかし、「20代の不妊治療はまだまだ情報が不足している」と感じている方も多いようです。

この記事では20代で不妊治療をする理由や問題、具体的な治療方法について紹介しましょう。

20代で不妊治療を経験している方は多い

20代は本来であれば最も妊娠と出産に適した時期であり、女性の体も妊娠しやすい状態であるはずです。それなのに妊娠しないというには、何らかの理由がある可能性が考えられますね。

「まだまだ若いから大丈夫」と思わず「若いのに妊娠しないのは理由があるかもしれない」と考え、専門医に早めに相談するのは大切なことでしょう。

20代でも不妊治療を始めた不妊治療経験者は全体の35.0%

2016年に調査した結果では不妊治療経験者のうちの35.0%は20代から治療を開始していたということが分かりました。(こそだてハック調べ)

やはり多くの人が早い段階で不妊治療を開始しているようです。20代から治療を開始すれば、時間に余裕も持てるため治療方法の選択肢も増えるでしょう。

妊娠を妨げる要因は年齢に関係がない

卵子の数の低下などの要因から、妊娠率が年齢と共に下がってしまうのは誰もが知っていることですが、それ以外にも生活の中で妊娠しにくい環境になってしまう場合があります。

不規則な食生活・喫煙・ストレス・運動不足・睡眠不足・痩せすぎや太りすぎがその一例ですが、このような要因に年齢は関係ありません。

20代だからといっても生活習慣が悪いようなら、妊娠しにくい可能性があるということです。

不妊治療は経済的負担も

不妊は病気ではないので、不妊に直結する病名がつかない限りは不妊治療に関する検査・治療の費用に保険が適用されない場合があります。

その負担はとても大きく、経済的に不妊治療の継続または開始が難しくなってしまう方もいるでしょう。

治療を決める前に妊娠しやすい体づくりを進めてみる

自分の生活習慣で妊娠しやすい体づくりができていないと思うなら、生活の見直しから始めるべきです。

忙しい日々を送る中なかなか難しいと感じられるかもしれませんが、不妊治療を開始しても妊娠しやすい食生活・適度な運動・睡眠時間の確保は最低限守らなくてはいけません。

まずは基礎体温を測りながら自分の月経周期を調べ、体調を整えることから始めましょう。

20代での不妊治療について

全ての年代に言えることですが、不妊治療の開始時には男女ともにしっかりとした検査を実施します。その検査をもとに最適な治療法を進めていくのです。

20代の一般的な不妊治療

男女ともに妊娠の能力に問題がなければ、多くの場合20代の不妊治療はタイミング法から始められます。

大体は5〜6周期が目安と言われ、その期間を過ぎると人工受精を開始します。2年ほどタイミング法と人工受精の一般治療を行っても妊娠が成立しなければ、体外受精に進むという流れが多いようです。

しかし、妊娠率の高い年齢のうちから体外受精をするという考え方の医院もあり、さまざまな選択肢が存在していると言えるでしょう。

まとめ:20代で不妊治療をする方は多い!20代での不妊治療について

今回は、20代の不妊治療についてまとめました。早い段階から不妊治療を開始することで妊娠の確率を高めることもできますが、経済的負担なども検討する必要がありますね。

不妊治療の開始時期については、家族で計画を立てて治療に取り組むべきでしょう。

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