ほうれん草は、茹でたりソテーにしたり様々な調理方法で食べる事ができる「緑黄色野菜」としても有名で、馴染みのあるお野菜のひとつですよね。
今回の記事では、妊活の食事にとてもオススメな「ほうれん草」について、妊活におけるメリットなどを中心にご紹介していきます。
ほうれん草が妊活にいい理由とは
ほうれん草は「緑黄色野菜の王様」とも呼ばれており、妊活に効果的な栄養価がたくさん含まれている野菜です。中でも特に多く含まれているのが「葉酸」と呼ばれるものです。
この「葉酸」は妊活中だけでなく、妊娠初期の赤ちゃんの脳や脊椎を正常に作る為に欠かせない栄養素となります。
ほうれん草には葉酸のほかにも、ビタミンA・C・B群など妊娠力がアップする栄養素が豊富で、さらに、子宮の粘膜を作るときの材料にもなる「鉄」も含まれています。
このように、妊活中に必要な栄養素が効率良く摂れるので、毎日ほうれん草一束を目安に摂取しておくとよいでしょう。
《葉酸》を効率よく摂取できるレシピ
ここからは、葉酸を効率よく摂取できる「ほうれん草を使ったレシピ」をご紹介します。
ほうれん草は、一度に大量に茹でてから冷凍や冷蔵で保存すると、加工もしやすく時短にもなりますよ!
ほうれん草たっぷりオムレツ
妊活中の朝食やお弁当にもぴったりの葉酸レシピです。
【材料1人分】
たまご | 2個 |
ほうれん草(絡ませるためのオリーブオイル) | 1束(小さじ1) |
○オリーブオイル | 小さじ1 |
○粉チーズ | 大さじ1 |
○塩 | 少々 |
○好みでケチャップ | 少々 |
【作り方:所要時間10分】
- ほうれん草をゆでたあと、細かく刻んでオリーブ油(大さじ1)をからませます※オリーブ油を絡ませるとしっとり感が出ます
- 卵を溶いて、ほうれん草・粉チーズ・塩を混ぜ、オリーブ油適量を熱したフライパンに流し込みます
- スクランブルエッグ状に軽くかき混ぜたら、底面に焼き色がつくまで焼きます
- 裏返し、もう片面も焼き色がつくまで焼きます
- 器に盛ってお好みでケチャップをかけて完成!
レンジで簡単!ほうれん草ナムル
耐熱容器ひとつで簡単に作れる一品です。ほうれん草はレンジでチンした後に軽く水でアク抜きすればえぐみが取れるのでオススメ!
作り置きしておくと便利だし、ビビンバに乗せてもおいしいですよ。
【材料1人前】
ほうれん草 | 1束 |
にんじん | 3分の1本 |
もやし | ひとつかみ |
○ダシダ | 小さじ1 |
○鶏ガラ出汁 | 小さじ1 |
○塩コショウ | 少々 |
○ごま油 | 大さじ1 |
○白ごま | 適量 |
【作り方:所要時間10分】
- ほうれん草はざく切り・にんじんは千切りにします
- 耐熱容器にほうれん草・にんじんを入れレンジで3分加熱します(その後水にさらして水気をきる)
- 野菜をすべて耐熱容器にいれ、ごま油と白ごま以外の調味料を全て加え2分加熱します
- ごま油を加えて和えて、白ごまをふって完成!
妊活中にほうれん草を食べる上での豆知識
ほうれん草が妊活中にオススメなのは分かったけど、「えぐみや苦さがちょっと…」という方も多いかもしれませんね。
この苦みの原因は、アクのもとにもなっているシュウ酸と呼ばれるものです。この苦みを抑えるには、「たっぷりのお湯で数分ゆで、その後お水で冷やす」というアク抜きをするとシュウ酸が水に溶けだして、ほうれん草の苦みがある程度和らぎます。
ポイントは、サッと茹でること。長時間煮込んだりずっと水にさらしたままにしてしまうと、ビタミンCなどの水溶性の栄養素が溶け出てしまいます。
炒める時も一度あく抜きをしてから使ったり、サラダにする時もお水に浸すか流水で10分程あく抜きをすると、栄養素が逃げずに効率よく摂取することができます。
作り置きにも便利なので、まとめて作って副菜として少しずついただくのもいいですね。
毎日の食事に、上手にほうれん草を取り入れて妊娠力をアップさせていきましょう!
『葉酸』は厚生省も推奨する、妊娠前から妊娠初期までに摂っておくと生まれてくる赤ちゃんの『脊椎二分症』という神経症の病気を予防できることがわかっているとても大切な栄養素です!このほうれん草だけでなく、枝豆、アスパラガス、海苔やわかめ、きな粉、うなぎなどにも葉酸は入っていますのでそれらをしっかり日常の食事に入れていくことをオススメします!