2020.11.20

大黒摩季が闘った子宮疾患について!不妊治療の道のり

歌手の大黒摩季さんと言えばパワフルでいて美しい歌声が印象的ですが、2010年に病気の療養のために6年間芸能活動を休止されました。

大黒さんは、子宮筋腫・子宮内膜症・子宮腺筋症など子宮にいくつもの疾患を抱えてしまっていたのです。

この記事では大黒摩季さんが乗り越えた壮絶な闘病生活と、不妊治療について紹介したいと思います。

大黒摩季さんが抱えていた病気について

大黒摩季さんは多くの子宮疾患を抱えながら芸能活動を続けており、その治療のために活動の休止を決めたのですが、それらの病気とはどのようなものなのかを見ていきましょう。

子宮内膜症

子宮の内側を覆っている子宮内膜は、本来は月経周期とともに厚くなる・剥がれ落ちて生理が起きるを繰り返しますが、この子宮内膜が子宮以外に付着してしまうのが子宮内膜症です。

そして、この子宮内膜症は不妊原因にもなります。

子宮腺筋症

子宮腺筋症とは本来子宮内膜になくてはいけない内膜が、子宮の筋肉組織の中に潜り込んで増殖してしまうことです。

症状が悪化してしまうと、強い月経痛を感じるようになったり月経量も増えてしまうのです。

子宮筋腫

子宮筋腫は、子宮筋層に良性の筋腫ができてしまうことです。これは複数できることもあり、大きさによっては子宮が巨大化してしまう病気です。

大黒摩季さんと疾患の戦いについて

大黒摩季さんは若い頃から生理が重いと感じていたようですが、デビュー後も辛い症状と付き合いながら芸能活動を続けていました。

しかしあまりに体調が安定しないことで、初めて婦人科を受診し自分の子宮にある疾患に気付いたそうです。

開始した治療と仕事への影響

婦人科を受診した大黒さんは、このまま疾患を放置すると子宮を全摘出しなくてはいけなくなると医師から告げられました。

当時27歳だった大黒さんは、まだ結婚の予定はありませんでしたが「子宮を守らなければ」と思い、ホルモン治療を開始されたそうです。

しかし、治療を進める過程で女性ホルモンを減らすことになり、その影響を受けて高音で歌うことができなくなってしまいました。

治療を続けると、歌手として今までと同じ活動を続けられないと分かったのです。

大黒さんはそのときに、歌手としての人生を優先して治療の中断を決めました。

結婚とともに始めた不妊治療

34歳で結婚した大黒さんは、結婚とともに不妊治療を始めました。

不妊治療と疾患の治療を同時に行いながら芸能活動を続けていた42歳のときに、病気の勢いが悪化。それぞれの疾患が炎症を起こしてしまった結果、大黒さんはうずくまるほどの痛みにたびたび襲われるようになったのです。

芸能活動の休止と手術

大黒さんはこのタイミングで芸能活動を休止し、子宮の中の問題のある部分を削除する手術を受けることに決めます。

その後も不妊治療は続けましたが40代後半になる頃には年齢的な問題もあり、子供はアメリカで凍結受精卵による代理母出産を始め、自らの子宮は全摘出することになりました。

残念ながら代理母出産でもお子様を授かることができなかった大黒さんですが、6年間ものブランクと2度もの手術を乗り越えて歌手として芸能界に戻りました。

まとめ:大黒摩季が闘った子宮疾患について!不妊治療の道のり

多くの子宮疾患と戦いながら、最後まで子供を諦めずに治療を続けた大黒摩季さんの闘病について紹介しました。

大黒さんの強さを知り、よりその歌声に力強さを感じますね。不妊治療で心が疲れてしまったら、大黒さんの歌声を聞いてパワーを分けてもらうのも良いでしょう。

よしこ先生
よしこ先生

大黒まきさん!!ら・ら・らですね!!! しかしこれらの治療をホルモン治療にだけ頼るしかないだけだった昔に比べ、今は婦人科クリニックの先生方からも紹介があり『西洋、漢方両側から患者様をサポートしていきましょう!』と提案される件数が増えてきました。自分の子宮を守るためチーム医療でサポートさせていただきたいです!!  熱くなれ!!

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