朝はお腹が空いていなかったりバタバタしていたりするので、朝食を食べていない人やコーヒーだけで済ませている人は多いのではないでしょうか。
朝食をとらない生活を続けると、自律神経が乱れ女性ホルモンなどのホルモンがうまく分泌されなくなり、不妊に繋がってしまう可能性があります。
今回は忙しい朝でも手軽に作れるレシピを紹介します。適当になりがちな「妊活中の朝食」を正しく理解していきましょう。
朝食抜きは妊娠を遠ざけてしまう
妊活中は食生活の改善が大事ですが、朝食に意識を向けることがとても重要です。
実は朝食を抜いてしまうと、次の食事の後の血糖値が上がりやすくなり、卵子の質が低下してしまうと不妊のリスクに繋がってしまいます。
朝食の主食には、食物繊維の豊富な玄米・雑穀などの食材を選ぶと、血糖値の急上昇が抑えられたり便秘の改善になるので一石二鳥です。
その上で、ほうれん草に多く含まれる葉酸・鉄・亜鉛・カルシウム・ビタミンDといった妊活に必要な栄養素を意識して取ることができると、さらに良いとされています。
朝の体はエネルギー源であるお米などの炭水化物や、たまごなどのたんぱく質を欲してます。朝食を抜いていた人は、朝たまご一個からでもよいので、朝食を食べる習慣づくりを始めましょう。
妊活中はダイエットをしないようにしよう
もし、ダイエットをしている人がいれば要注意です。痩せた状態で妊娠すると、その栄養状態が赤ちゃんの成育にも影響を与え、通常より小さく(2500g未満)生まれてしまうことが分かっています。
低出生体重児は、生活習慣病などの病気にかかるリスクが上がる可能性があるので、妊娠してからではなく、妊活中から痩せ状態を改善することをおすすめします。
妊活中におすすめ朝食レシピ
ここからは、妊活中におすすめな朝食レシピを紹介します。
妊活中の朝食は、なるべくパンなどの小麦を控え和食中心にしていきましょう!
たっぷり野菜とこんにゃくの豚汁
野菜や豚肉入りの「食べる汁物」を作っておけば、おにぎりと2品だけでも必要な栄養をしっかりと摂取することができます。
野菜の部分は、ほうれん草やブロッコリーなど好きなものに変えてもいいですね。
【材料2人分】
豚バラ薄切り肉 | 80g |
こんにゃく | 90g |
玉ねぎ | 100g |
にんじん | 50g |
だし汁 | 400cc |
とうふ | 200g |
小ねぎ | 適量 |
○みそ | 適量 |
【作り方:所要時間15分】
- 鍋に薄切りに切った豚バラを入れていためます※豚バラをしっかりいためて脂を出す
- 肉に火が通ったら、玉ねぎ、にんじん(いちょう切り)、こんにゃく(短冊切り)を加え中火でいためます
- だし汁と豆腐をいれ、沸騰したらアクをとり中火で煮ます
- 野菜に火が通ったら火を止めて味噌を溶き入れます
- 器に盛り青ねぎをちらして完成!
ひじきと大豆の玄米おにぎり
おにぎりは、まとめて作って冷凍しておけば朝食にとっても便利です。
また、ひじき・大豆・にんじんの煮物は卵焼きなどの具材としても使えるので、ぜひ作り置きをしておきましょう。
【材料2人分】
乾燥ひじき | 6g |
水煮大豆 | 50g |
にんじん | 30g |
玄米 | 1合 |
白米 | 1合 |
○しょうゆ | 小さじ2 |
○砂糖 | 小さじ2 |
○さけ | 小さじ2 |
【作り方:所要時間10分】
- 耐熱容器に大豆・ひじき・にんじん(千切り)・調味料を入れ電子レンジ(500Wで3分~)で加熱します
- 温かいごはんと混ぜ合わせておにぎりにします
- 余ったものは冷凍保存しておきましょう!
朝食で体温を上げ妊娠力をアップさせよう
朝食を取らない日がある人は、必ず朝食を取るようにすることから始めましょう。
最も体温が上げる作用が強いのは「たんぱく質」です。たんぱく質を多く含む食べ物には、肉・魚・卵・大豆製品などがあります。
体温を上げて妊娠力をアップさせるためにも、タンパク質をメインとした食べ物を朝食に取り入れると良いでしょう。
いつか迎える赤ちゃんのためにも、まずは「朝食抜き」生活を変えていきたいですね。