2020.10.5

不妊治療では痛みを感じるものなの?

妊娠・出産を目標に不妊治療を決めたとしても、やはり治療による痛みは多くの人が不安を感じているようです。

不妊治療の経験談を調べてみると、「痛かった」「違和感程度しか感じなかった」など、痛みは人により感じ方が違うのでさまざまな意見が寄せられています。

そこで、どのような検査・治療に痛みが伴ってしまうのかを、はじめに知っているだけで心の準備ができますよね。

この記事では「不妊治療の時に感じる痛み」についてまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

痛みを伴うことがある不妊治療の検査

不妊治療の痛みの前に、まず不妊治療の検査の段階で痛みを感じる人もいます。

個人差があるだけでなく検査ごとに痛みの強さが変わるようですが、今まで感じたことのない部位での痛みに対して、多くの人が敏感になってしまうのは仕方がないことでしょう。

ここからは、痛みを感じたという意見があった検査について紹介します。

内診

最初に検査されることが多い内診は、不妊治療以外でも経験がある方は多いと思います。

しかし、初めてではない経産婦の方でも、内診台に上がるのは毎回緊張するものです。

一般的に内診では医師が器具などを使用して触診を行いますが、特に余計な力が入ってしまうと痛みを感じやすいようです。

ですので、なるべく力が入らないように意識しておくとよいでしょう。

経膣超音波検査

膣内にプローブという器具を入れて、子宮内膜内の状態を確認します。

内診同様に異物が挿入されるため、人によっては痛みを感じることがあります。

こちらもやはり、力を入れ過ぎないのが痛みを感じないコツになります。

通水・通気検査

卵管に詰まりがないかを確認する検査です。

通水検査の場合は「生理食塩水」、通気検査の場合は「炭酸ガス」を膣にカテーテルを入れて注入し、子宮内の圧力を測定します。

通常は痛みを感じない検査ですが、卵管に詰まりがある時には強い痛みを感じるようです。

子宮卵管造影検査(FT)

子宮卵管造影検査では、子宮の状態や卵管が通っているかを確認するためにカテーテルを子宮腔内に入れ、造影剤を注入します。

造影剤が卵管を通る時に痛みを感じる方が多いので鎮痛剤が処方されますが、痛みの感じ方には個人差があるようです。

生理痛に似た痛みを感じる方もいれば、違和感程度しか感じなかったという方もいます。

不妊治療の検査で感じる痛みについて

不妊治療の検査で痛みを感じてしまった場合、無理に我慢をしなくてはいけないわけではありません。

医師に相談すれば多くの病院で局所麻酔・静脈麻酔などの対応をしてもらえます。

その他にも痛み止めが処方されている病院もありますので、検査の痛みが心配だという方は一度相談してみると良いでしょう。

不妊検査について

不妊治療の検査全てが痛みを伴うわけではありません。

たとえば頸管粘液検査やクラミジア抗原検査など、痛みのない検査もあります。

その他の検査で痛みを感じる方がいたとしても、ほとんどの場合は違和感程度で済む例も少なくないのです。

また、病院によっては検査で使用する器具を、より細いものを採用して痛みを感じさせないようにするなど、努力をされている場合もあるようです。

まとめ:不妊治療では痛みを感じるものなの?

今回は、不妊治療の検査時に感じられる痛みについてまとめました。

治療を始める時には不安や心配の方が多くなってしまうと思いますが、多くの検査では痛みを感じさせないための方法が選ばれていますし、希望すれば麻酔を使用してもらうことも可能でしょう。

緊張し過ぎず、リラックスして検査を受けられるよう事前に不安な点があれば、医師に相談するようにしましょうね。

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