不妊治療は経済的負担だけでなく精神的負担も抱えてしまう人が多く、夫婦で決めたことだとしても、意見の食い違いや気持ちのすれ違いが発生しやすくなります。
子育てを目標として始めたはずの不妊治療で喧嘩が続いてしまうようでは、不安になってしまいますよね。
不妊治療で夫婦間の喧嘩が増えてしまうのはなぜなのでしょうか?この記事ではその理由と対処法を解説していきます。
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不妊治療でのすれ違いが喧嘩の火種に
不妊治療は女性側の負担が大きく、特に女性がストレスを抱えやすい状態になってしまいがちです。
気持ちに余裕が持てなくなった時に、ご主人の不妊治療への感覚が軽く感じると「なんで私ばっかり」と思ってしまうことも仕方ありませんね。
不妊治療への思い入れの違いがすれ違いを招く
体の構造上、不妊治療は女性に負担が大きく、男性には協力が必要だという事実は変えられません。
不妊治療を始めた時にご主人が、「実はそこまで乗り気ではなかったが妻の強い希望で」というパターンの場合は、より2人の温度差が開いてしまうものでしょう。
実際にこのパターンのご夫婦はとても多いです。
ご主人からしたら「そこまで苦労しなくても」「妊娠にこだわらなくても良いのでは?」と考えているのに対し「この人は子供が欲しくないんだ」「私がこんなに頑張っているのに」と女性側が不満を抱き、さまざまなタイミングですれ違いを招くのです。
なぜパートナー間ですれ違いが生じるのか?
焦りや不安から妊活中の女性は、自己中心的な思考になりやすいと言われています。一生懸命不妊治療に取り組んでいるからこその感情なので、その感情自体を悪いものだとは言えませんね。
パートナーの気持ちを置き去りにしがち
よく考えればパートナーがいるからこそ不妊治療ができるのですが、結果に拘ってしまいパートナーの気持ちを忘れがちになってしまいます。
無事妊娠・出産できたとしても、妊活中の行いでパートナーの気持ちが離れてしまっては意味がありませんよね。
もちろんこれは女性だけに言えることでなく、男性にも同じことが言えます。
「妊娠」ばかりに思考が固まってしまうと、お互いの気持ちを尊重できなくなってしまうのです。
お互いのすれ違いによる喧嘩を避けるにはどうしたらよい?
気持ちのすれ違いが生まれやすい不妊治療期間に、夫婦はどう向き合っていくべきなのか?その対応策を紹介します。
同じ方向を向いていれば良いと思うようにする
どうしても女性の方が思い入れは強くなりがちな不妊治療。男性にも、同じくらい悩んで努力してほしいと思ってしまう気持ちも分かりますが、「同じ方向を向いている」それが大切なことだと考えましょう。
2人で一心不乱になってしまっては、客観的な意見を言える存在がいなくなってしまいます。一歩引いたところで状態を見守ってくれる存在に男性がいるというのは、実はベストな状態だと思いませんか?
気持ちは溜めずに伝えるようにする
一般的に女性は察しの能力が男性より優れていると言われています。そのため不妊治療に関わらず「なんで気づいてくれないの?」と不満に思う機会が多いものです。
たとえば治療中で心が辛い時「私はこんなに辛いのになんで気遣ってくれないの?」と思わずに、今の状態や気持ちをきちんと言葉にして伝えるのも重要なことです。
なぜなら、相手は悪気がなく本当に気づいていない可能性が高いのです。
まとめ:不妊治療で夫婦間の喧嘩が増えてしまうのはなぜ?
不妊治療での夫婦間の喧嘩について、その理由や対策を紹介しました。不妊治療は女性が多くの問題を1人で抱えがちで、ストレスを溜めてしまうこともあります。
パートナーに多くを求められない場合にも、その気持ちを伝え、同じ目標に向かって進めるような環境を整えましょう。