2020.10.30

不妊治療中でも加入できる保険の種類とその加入条件

不妊治療は健康保険が適用されない治療や検査も多く、その内容によっては非常に高額な費用が必要となってしまいます。

そのため、多くの夫婦が不妊治療のために多くの負担を抱えているのです。

さらに、一般的には不妊治療に医療保険が適用されず、不妊治療中は新規で医療保険に加入することも難しいと言われています。

この記事では、不妊治療中に医療保険に加入したいと考えている方のために、不妊治療中でも新規加入ができる保険をご紹介していきます。

不妊治療中に医療保険に入りにくい理由

そもそも不妊治療は病気ではありません。不妊になる理由として何らかの病名がつく場合もありますが、不妊治療の原因の多くは原因が不明と診断されるため、病気の治療をしていることにはならないはずです。

しかし、実際には不妊治療中の新規加入ができない医療保険が少なくないのはなぜなのでしょうか?

定期的に病院に通院している状態である

多くの医療保険では加入時に「3ヶ月以内に医師の診察・検査・治療・投薬を受けたことがあるか」という確認があります。

不妊治療中であればこの質問に該当してしまう形になるため、多くの場合は加入が断られてしまうのです。

告知しなければバレない?

不妊治療は病気でないと判断し、先ほどの質問事項に嘘をついてしまうと、告知義務違反と判断されてしまう可能性があります。

その場合には、保険金を受け取れなくなるだけでなく、保険契約自体が無効になる恐れもあるのです。

子宝エール:アイアル少額短期保険株式会社

不妊治療中の方の不安を解消するために生まれた保険である「子宝エール」は、不妊治療中でも加入できる医療保険です。

その他の医療保険と違い、保障の対象とならない疾患が分かりやすく、保険料も手ごろな価格に設定されているという特徴があります。

不妊治療を終えた後も保険の契約を継続できるようになっているため、長期的に契約できる保険でしょう。

【子宝エール:加入条件】
・保険加入時における年齢が20歳〜69歳までの方
・過去1年以内に排卵誘発剤の投与・人工授精・体外受精・顕微授精の治療を行っている女性
・上記不妊治療以外の健康状態に問題がない方

みんなの医療保険エブリワン:エイ・ワン少額短期保険株式会社

妊娠中も加入できる医療保険として有名なエブリワンは、不妊治療中でも制限なく新規加入ができる保険としても人気を集めています。

入院保障の条件シンプルで分かりやすく、異常分娩にも対応しているため、妊娠後にも安心して活用できる医療保険であると言えるでしょう。

【みんなの医療保険エブリワン:加入条件】
・保険加入時における年齢が10歳〜84歳までの方
・その他、審査によって問題がないと判断された方

不妊治療中に加入できる医療保険の注意点

不妊治療中に加入できる医療保険は今回ご紹介したもの以外にもありますが、医療保険に加入できたからといって、不妊治療の費用に保険が適用されるかどうかは話が別になります。

不妊治療の費用に対応している保険を探すのであれば、加入前に必ずその条件を確認するようにしましょう。

まとめ:不妊治療中でも加入できる保険の種類とその加入条件

不妊治療中は多くの医療保険に新規加入を断られることがあり、医療保険の選択肢が減ってしまうという事実をお伝えいたしました。

今回ご紹介したように、中には不妊治療開始後でも加入が可能な保険もありますが、できる限り不妊治療を始める前から保険に加入しておけば医療保険の選択肢が狭まらずに済むでしょう。

不妊治療前後どちらの場合も、新しく医療保険に加入する際には保障の開始日までの条件などを確認することを忘れないようにしてください。

よしこ先生
よしこ先生

日本中の人に不妊治療中の夫婦がどれほどの精神的・経済的負担を強いられているか本当に知っていただきたいっ!!といつも感じています!

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