女性の体は年齢とともに妊娠しにくくなってしまいますが、晩婚化が進んだ今では妊娠を望む年齢自体が上がってしまったこともあり、不妊に悩む夫婦が増えています。
さらに、多くの検査を受けても不妊の原因が不明と言われることも珍しくありません。そこで本記事では、不妊の原因が分からないときに考えられる不妊原因について考えました。
不妊治療の検査について
不妊治療を始めるときには、まず不妊の原因を知るために多くの検査を受けることになります。
では、その検査内容はどのようなものなのでしょうか?
不妊治療の検査内容
不妊治療の原因を探るための検査は男女ともに受ける必要があります。不妊の原因は夫婦のどちらかまたは両方にあるためです。
【女性が受ける検査の例】 |
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・基礎体温検査 |
・超音波検査 |
・内分泌検査 |
・抗体検査 |
・卵管疎通検査 |
・頸管因子検査 など |
【男性が受ける検査の例】 |
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・精液検査 |
・超音波検査 |
・ホルモン検査 |
・尿検査 など |
検査は内容によってより細かなものに分けられ、女性の検査は月経周期に合わせて検査が実施されるため、タイミングによっては数ヶ月間も時間がかかることもあります。
不妊治療の原因について
検査で分かる不妊治療の原因について知られているものを紹介します。こちらで紹介するのは不妊原因の一例です。
【卵管に関わるトラブル】 |
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・卵管が詰まっている |
・卵管が細すぎる |
・卵管が癒着している など |
【子宮頸管に関わるトラブル】 |
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・精子が子宮に入れないようになっている など |
【子宮に関わるトラブル】 |
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・子宮筋腫・奇形・ポリープがある |
・子宮内膜症を抱えている など |
【排卵・ホルモンに関わるトラブル】 |
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・排卵障害 |
・ホルモンバランスが乱れている |
・甲状腺機能に問題がある など |
【精子に関わるトラブル】 |
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・精子の数が少ない・運動性が悪い |
・精子がいない |
・勃起不全 など |
不妊の原因が不明の場合
不妊の原因を知るための検査方法と代表的な不妊原因を紹介いたしましたが、実際には多くの割合で不妊の原因が分からないことがあります。
しかし原因がない状態で、妊娠できないというのも不思議な話ですよね?
原因不明の不妊は「現段階の医学では原因が分からない」または「不妊の検査では分かりにくい原因が隠れてしまっている」ということであると言えるでしょう。
原因が分からない不妊症の原因として考えられること
検査ではっきりと原因が分からなくても、いくつかの要因は想定できます。
- 卵管の中で精子と卵子が出会えない
- 卵子・精子の質が低下している
- 卵管が排卵した卵子を受け取れない
原因不明の不妊でも治療の過程で原因が見えてくる
不妊の原因が分からないと聞くと、暗い気持ちになってしまうかもしれませんが、不妊の原因が分かるかどうかが問題ではなく、大切なことは自分が妊娠できるかどうかです。
そのため、不妊の原因が不明の場合にも通常の不妊治療は進められていきます。不妊治療の最初に行われるタイミング法や人工授精で妊娠ができれば、身体的な大きな問題がなかったという可能性もあります。
しかし、このような治療を複数回実施しても妊娠がかなわない場合には、何らかの問題が隠れていたと考えられ、高度不妊治療である体外受精への治療のステップアップが勧められるでしょう。
まとめ:不妊原因が不明の際に考えられる不妊理由について
先ほどもお伝えしましたが、不妊の原因は不妊治療に絶対欠かせない要素ではありません。
原因が分かれば治療の選択肢は明確になりますが、最終的には妊娠・出産することが目標なのです。
原因不明と言われると心配になってしまうと思いますが、深く悩まず、前向きに治療に取り組みましょう。
原因不明の不妊。これほど途方に暮れる不妊はありません。原因があれば対処もできるのに・・と。しかし!皆さん。実は不妊の原因が卵管の詰まりや子宮筋腫だ排卵障害だ。卵胞が腫れている。などとわかって、それを治療した。。なのに妊娠できない!!そんなご夫婦が少なくないこともご存知ですか? 不妊の原因が何なのか。はっきりした原因はわかっていないのです。まずはご夫婦で①冷えてないか②毎日飲み過ぎ、食べ過ぎではないか?③最近疲れやすくないか?お腹周りにお肉がついてないか?など妊娠できる体作りから始める。そもそもどうやったら妊娠できるのか夫婦で妊活セミナーに参加し勉強してみる。など、根本的に『妊娠できない要素』を排除していきましょう