不妊原因は女性にあるだけでなく、男性側に問題がある場合もあることをご存知でしょうか?そして、男性不妊の原因には、性病が関係していることもあるのです。
そこで今回は、男性不妊についての基礎的な知識や、性病との関係について解説していきます。
Contents
男性不妊とは?性病も関係あるの?
そもそも男性不妊は、造精機能の問題などにより不妊状態であることを指します。
まずは、男性不妊の原因について見ていきましょう。
造精機能障害
造精機能障害は、精子をつくる機能になんらかの障害がある状態を指します。
精子の数が少なかったり、動きが悪いといったものから精子がないという場合まで様々です。
原因も多種多様で、染色体異常によるものから、日常のストレスや生活疾患が原因のものもあります。また、造精機能障害の原因となる高血圧・糖尿病・痛風といった疾患がある場合は、そちらの治療を優先してから不妊治療を行った方がよい場合もあります。
精路通過障害
精路通過障害は、精子が通る道が通りにくくなっていたり、塞がっていたりする状態です。
造精機能(精子を作る機能)自体は問題がなくても、精管や射精管に問題が起こっていると精子が体外に出しにくくなってしまいます。
これには先天性と後天性があり、先天性のものには「先天性精管欠損症」の可能性があります。
後天性の場合は、
- 尿道炎
- 射精管閉塞症
- 前立腺嚢胞
などが原因で、精子の通りにトラブルが起きると考えられています。
また、逆行性射精は精液が膀胱にいってしまう状態のことで、先天性と後天性どちらの要因もあります。
性機能障害
性機能障害は、
- 性欲減退
- 勃起障害
- 射精障害
などがあります。
心理的、身体的要因のいずれか、またはその両方が原因だとされています。
日常生活や仕事のストレス、性行為や妊活へのプレッシャー、不安や抑うつ、過去のトラウマなど心理的要因は人により様々です。
勃起障害は他にも、喫煙や糖尿病、高血圧などの器質性のものもあります。PDE5阻害剤を服用するのが一般的ですが、心理的要因の場合は、まずストレスなどを緩和することを優先してください。
性器内部に炎症がある
性病などによって、性器内部で炎症が起きると精子の運動率が下がったり、射精しにくくなったりすることも考えられます。
また、性器内部の炎症は不妊以外にも排尿などに影響を及ぼすこともあります。
性病が男性不妊のリスクと考えられる理由
性病だけが男性不妊の原因というわけではありませんが、前述の通り影響する可能性もあります。
その理由として、
- 射精がスムーズにできなくなる
- パートナーに性病を移してしまい相手の子宮になんらかのトラブルを起こす
といったものが挙げられます。
パートナーへの性病感染は男女に対して起こり得ることですが、HPVのように性差で不妊リスクが異なるウイルスもあります。
また、母体が性病に感染すると胎児に影響が出るものもあります。ですので、妊活や不妊治療をする前に、パートナーと性病に感染していないか検査を受けることが大切です。
もし、性病に感染していることが分かれば、まず治療してから不妊治療に進むとよいでしょう。
精路通過障害の治療方法は?
精路通過障害の治療は、症状にあわせて行います。性病などが原因で精巣上体炎が起こり、精子が精管を通りにくくなってしまった場合は抗生物質を服用して、炎症を抑えます。その後の精管の状態によって、顕微授精を行う可能性もあります。
精管に問題があって、精子が通れない閉塞性無精子症と呼ばれる状態の場合は、症状の程度によって対応が変わります。
顕微鏡下手術で精管を繋げるか、それが困難であれば顕微授精を選択することもあります。
まとめ:男性不妊の基礎知識~性病は男性不妊とも関連がある可能性も~
男性不妊は複数の症状があり、その要因も多様です。
精巣上体炎など、性病が原因の一端となるものから、生活疾患や心理的な要素が影響するものまで様々です。
性病の検査や、生活の見直しなどできることから始めることが大事ですが、妊活自体がストレスになっては元も子もありませんので、根詰めすぎないよう心身の健康を優先して、その時に最適な方法を選択していきましょう。
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