2020.9.24

不妊治療を初めて受ける時の大事なポイントについて

これから不妊治療を開始しようと考えている方の多くは、さまざまな不安や心配を感じているでしょう。

不妊治療の方法はその夫婦の検査結果・生活環境やクリニックの方針によって大きく変わりるため見通しも立ちにくく、分からないことが多いのも仕方がないのです。

この記事では、そのような不安を少しでも軽くするために、不妊治療を初めて受ける時のポイントなどを解説していきます。

不妊治療時にまず行う検査にはどのようなものがある?

実際に不妊治療を始める時には、まず多くの種類の検査をします。この検査は男女ともに実施する必要がありますが、多くの場合は男性の検査は精液検査のみとなり、女性の検査が大半です。

女性が受ける不妊検査の例

女性は月経周期に合わせて検査のタイミングが変わるので全ての検査を完了させるまでに数ヶ月かかることが多いです。

【主な検査内容】

・内診

・超音波検査

・子宮卵管造影検査

・通水・通気検査

・子宮鏡検査

・頸管粘液検査

・フーナー検査

・抗精子抗体検査

・クラミジア抗原検査

・抗クラミジア抗体検査

・血液・ホルモン検査

検査で判明した原因も合わせた治療を開始する

検査の結果明確な不妊の原因が分かれば、その原因に合わせた治療が選択されます。通常は一般不妊治療からスタートするのですが、一般不妊治療では妊娠が難しいと考えられる原因が見つかった場合には、初めから高度医療を検討することになります。

不妊治療を受けるのはいつからがよい?

不妊治療を開始する前に一番大切なことは、夫婦で不妊治療についての話し合いをしっかりと進めておくことです。

お互いの人生設計を話し合い、不妊治療にチャレンジする期間・費用などまで、具体的に目標やリミットを決めておけば、今後の選択がスムーズにできるでしょう。

不妊治療を開始する目安

一般的に初産では「避妊をしていないのに2年たっても妊娠しない状態」を不妊と言いますが、実際には2年も放置する必要はないという意見もあります。

半年程度様子を見ても妊娠ができないのであれば、一度医師に相談してみるのも良いでしょう。不妊治療は早ければ早いほど効果が得られやすく、女性の年齢が高い場合は、よりその違いが顕著になるのです。

クリニックを選ぶ時に注意すべきことは?

不妊治療はクリニックによって方針が変わることが多いため、クリニック選びがとても重要です。ここでは、クリニック選びをする時のポイントをまとめました。

不妊治療専門のクリニック

産婦人科で不妊治療を実施している病院もありますが、その場合通院がストレスに感じてしまう可能性も考え、不妊治療専門のクリニックがお勧めです。

治療実績数や、自分が希望する治療を実施しているかどうかも、しっかりと確認しておく必要がありますね。

通いやすい立地にあり先生やスタッフの雰囲気が良い

不妊治療は毎週・治療内容によっては毎日クリニックに通う場合もあるため、通いやすく居心地の良い病院を選ばなければ身体的負担が高くなってしまいます。

選択肢が少ない場合もありますが、可能な限り通院の負担が減らせるようにしましょう。

実際にクリニックに行ってみる

インターネット検索や電話対応だけでは細かなことは分かりませんし、特に先生とお話をするには診察に行く以外の方法はありませんよね。

治療が始まってしまうと転院がしにくくなりますので、初診でいくつかのクリニックを見比べると良いでしょう。

まとめ:不妊治療を初めて受ける時の大事なポイントについて

初めて不妊治療を受ける時には不安や心配をたくさん抱えてしまうと思いますが、事前に十分な予習をして、少しでも安心して通えるようにしましょう。

クリニック選びはとても重要なものですので、いくつもの病院を比較し納得のいくクリニックを見つけられると良いですね。

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