不妊治療をしていたことを公にする芸能人も増えてきましたが、男性芸能人が不妊治療についてオープンにする例は非常に少ないと言えます。
そんな中、ロックシンガーのダイヤモンドユカイさんは自分が無精子症であったことを明らかにしています。
この記事では、ダイヤモンドユカイさんの経験や、男性の不妊治療と無精子症について紹介していきます。
ダイヤモンドユカイさんの男性不妊治療
ダイヤモンドユカイさんは奥様と結婚後に、奥様の検査の付き添いで偶然受けた検査で、自分自身が無精子症であることを知りました。
その後より詳しい検査を受け、その症状が閉塞性精子症であることが分かり、治療のための手術をした上で顕微授精に取り組みました。
治療はスムーズに進んだわけではなく、顕微授精にも2度失敗してしまったそうです。
一度は子供を諦めた時期もあるようですが、再度不妊治療に取り組み妊娠に成功しました。
今では3人のお子様がいる、賑やかなご家庭を築いています。
無精子症は2種類ある
男性不妊の代表的な症状である無精子症は、その名前の通り精液の中に精子がいない状態です。
精液の量と精子の量は関係がありませんので、性交が成立していても、この状態では妊娠はできません。
また、無精子症は2種類あり、その症状によって治療方法も変わります。ここからは無精子症の2種類についてより詳しく説明いたしましょう。
閉塞性精子症
ダイヤモンドユカイさんが診断された閉塞性無精子症は、精巣で精子が作られているものの、途中の通り道で何らかの問題が起きており、精子が通れなくなってしまっている状態のことを言います。
射精が困難な状態の症状も含めて、閉塞性無精子症だと呼ぶこともあるようです。
精巣で正常な精子が作成されているようであれば、日帰り手術で精子の採取が可能です。
非閉塞性無精子症
閉塞性精子症と違い、精巣で精子を作る能力が低下してしまった状態です。
その原因には先天性(遺伝子異常・染色体異常)、後天性(放射線治療・抗がん剤治療など)が考えられますが、原因が不明のこともあります。
精子を採取するために顕微鏡を使用した手術が実施されますが、必ず精子が見つかるとは限りません。採取された精子は冷凍保存されます。
精子を採取後に顕微授精を実施する
閉塞性無精子症・非閉塞性無精子症どちらの場合でも手術によって精子を採取できた後には、顕微授精が実施されます。
顕微授精は女性から採取した卵子と男性から採取した精子を受精させ、培養後に女性の体内に受精卵として戻す方法です。
無精子症以外の男性の不妊症について
男性不妊の原因は無精子症以外にもありますので、その他の原因についても知っておきましょう。
乏精子症・精子無力症
精子は存在しているが精子の運動能力に問題があるのが精子無力症、精液中の精子が少ない状態を乏精子症と言います。この二つを併発することも珍しくありません。
造精機能障害以外の原因
精子の能力や数に問題がなくても、勃起障害・膣内射精障害なども男性不妊の原因になります。
まとめ:ダイヤンモンドユカイさんが乗り越えた男性不妊治療について
不妊治療と言うと女性の治療を思い浮かべることが多いかと思いますが、実際には男性側または夫婦両方に不妊の原因があることは少なくありません。
そのため、不妊治療を始める前には基本的に夫婦で検査を受けることが勧められています。
原因がどちらであるとしても、治療を行わなければ妊娠できないということが分かれば、少しでも早い段階で不妊治療が開始できるようになりますので、妊活前の検査はとても重要であると言えますね。
WHO(世界保健機関)は不妊の原因は男女が約半々であると発表しています。まずは検査を受ける!無精子症だと判明しても大丈夫!!多くの方が元気な赤ちゃんたちのお父さんになっていますよ!精子の数が少ない。奇形が多い。運動率が悪い。そう言われている皆さん。良い漢方薬あります!